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蔵書数もとても多く、夏目漱石の「坊っちゃん」や尾崎紅葉の「金色夜叉」などの名作を無料で読むことができます。

そこで今回は、Kindleで無料で読めるおすすめの小説をご紹介します。

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Kindleで無料で読めるおすすめの小説

夏目漱石「坊っちゃん」

夏目漱石が自身の教師としての体験をもとに書いたとされる中編小説です。わかりやすく明快な文章と主人公坊っちゃんの憎めないキャラクターでファンが多い作品です。

夏目漱石「三四郎」

「それから」「門」と合わせて、前期三部作と呼ばれる作品です。「あなたは随分度胸がないようですね」「迷える羊」などの名言も多く知られています。ヒロインのモデルは平塚らいてうだとも言われています。

夏目漱石「それから」

「三四郎」の次に当たるとされる作品です。一度は友人に譲った女性と再会し、すでに結婚していたその人と駆け落ちしようとする物語です。愛を貫く勇気がなかった三四郎とは相反する主人公です。

夢野久作「ドグラ・マグラ」

日本三大奇書のひとつとされ、文庫本の説明書きには「一度読んだ人は必ず精神に異常をきたす」とまで書かれています。大筋は記憶を失った主人公が自分は何者なのかを探る推理小説です。

夢野久作「死後の恋」

ロシア革命によって終焉を迎えたロマノフ王朝の宝石にまつわる悲劇を描いた表題作「死後の恋」のほかに、ミステリーを10編まとめた短編集です。ひとつひとつはとても短いので、夢野久作初心者の方にもおすすめです。

フランツ・カフカ「変身」

20世紀を代表する作家の一人であるカフカの代表作です。主人公のグレゴールが朝目覚めると巨大な虫になっているというところから物語は始まります。奇妙な設定ですが、意外と短いので一気に読めると思います。

中島敦「山月記」

中高の国語の教科書にも載っているので覚えている方も多いかもしれません。中国の故事「人虎伝」をもとにした短編小説です。読者の年齢によって感じ方がまったく異なる不思議な作品です。

坂口安吾「桜の森の満開の下」

昭和初期を代表する作家である坂口安吾の作品です。坂口安吾の小説は難解なものも多いですが、この小説は比較的ストーリーがきちんとあるので読みやすいと思います。桜の木と山賊と美しい女性を巡る悲劇です。

「竹取物語」

「かぐや姫」としてお馴染みの日本古来の小説と言われる「竹取物語」も現代語訳付きで無料で読むことができます。スタジオジブリ「かぐや姫の物語」の予習としてもおすすめです。

宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

明治から昭和を代表する詩人であり童話作家の宮沢賢治の作品です。実際にチェロを練習していたという作者がその経験をもとに描いた、下手なチェロ弾きゴーシュを主人公にした物語です。子供向けの童話でありながらも、宮沢賢治作品独特の「生まれなどによる贖罪」などがベースにあり、大人でも楽しめる作品です。

島崎藤村「破戒」

日本における自然主義文学の先駆者である島崎藤村の代表作です。「差別されるから」という理由で自分の出自を隠すように父親から言われた主人公の苦悩を描きます。その後の日本文学を変えた作品です。

太宰治「女生徒」

「人間失格」「走れメロス」「斜陽」などで知られる太宰治の短編です。一人の少女が朝起きてから夜眠るまでを、本人の語り口調である独白体で綴ります。思春期の少女が感じる繊細な心の機微を描き、川端康成らに絶賛されました。

ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」

第1部から第5部にまで渡る長編小説です。舞台化、映画化もされ知っている方も多い作品だと思います。激動の時代であった19世紀のフランスを舞台に、翻弄される「哀れな人々(レ・ミゼラブル)」を描いています。全5巻からなる本編の他にユゴーの序文、訳者による解説も無料で読むことができます。

紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語」

日本を代表する古典作品である「源氏物語」の与謝野晶子による口語訳です。読みやすい文体でありながら、女性作家ならではの文章や言葉遣いで書かれています。

アントン・チェーホフ「桜の園」

ロシアの劇作家チェーホフによって書かれた戯曲です。かつて裕福だった一家が財政難に陥り、「桜の園」として愛していた土地を他人に受け渡さなくてはならなくなるという話です。ロシア文学ならではの「土地」への執着をテーマに描かれています。

アントン・チェーホフ「かもめ」

同じくチェーホフにおる戯曲です。比較的短いのですぐに読めると思います。夢を追いかける青年と少女、それを取り巻く大人たちを湖のほとりにある屋敷を舞台に描きます。ヒロインであるニーナの「わたしはかもめ」というセリフが印象的です。

ヘンリック・イプセン「人形の家」

デンマークの劇作家、イプセンによって書かれた戯曲です。人形のように意志を持っていなかった女性ノーラがひとりの人間として自我を確立していく過程を描きます。

田山花袋「蒲団」

島崎藤村とともに自然主義文学の代表とされる作品です。教え子に恋をしてしまった男性の感情が赤裸々に告白されていて、その後の告白小説や私小説の先駆けとなりました。短編です。

グリム童話「星の銀貨」

グリム童話に収録された作品です。小さい時に読んだことがある方も多いのではないでしょうか。今読み返してみると、また違った感想を抱くかもしれません。

尾崎紅葉「金色夜叉」

明治を代表する長編小説です。自然主義文学が現れる直前の作品で、文語体と口語体が織り交ぜられています。貫一と許嫁であったお宮が、他の御曹司と結婚してしまうところから物語は始まります。熱海での貫一がお宮を蹴り飛ばす場面は有名で、熱海サンビーチにはその場面を再現した銅像も建てられています。

また、2017年1月17日には熱海海岸での別れの場面の舞台になったと言われている「お宮の松」で「第75回 尾崎紅葉祭」を開催します!

名作はKindleで!

いかがでしたでしょうか?本屋さんではなかなか手にとる機会がない作品も、Kindleで無料ならば挑戦しやすいですよね。

気になるものがあればぜひ一度読んでみてください。

(image by 著者)