外付けHDDなどのハードディスクは、廃棄する前に物理的にしっかり破壊して、データを読めなくしましょう。しかし、外装ごとハンマーなどで叩くのは不確実な上に危険なので、オススメしません。

ハードディスクのデータは、中にあるプラッタという円盤に記録されています。プラッタは頑丈な外装に守られているため、ハードディスクの外装ごとハンマーなどで叩いてもデータが読み出せる場合があります。

このレシピではハードディスクのプラッタを確実に破壊し、データを読めなくする方法をご紹介します。

用意するもの

  • マイナスドライバー
  • 精密ドライバー
  • カッター
  • クランプ(万力)もしくはハンマー&タガネ
タガネとは、刃先が分厚い、とても大きなマイナスドライバーと考えて下さい。

破壊方法

STEP1. 外装を外す

ポータブルハードディスクの多くは、樹脂製の外装がツメではめ込まれています。マイナスドライバーなどを使って、片方を押しこめばツメが外れます。

まずはこれで上側の外装を外したことになります。下側の外装はまだハードディスクと組み合わさっている状態です。

STEP2. ハードディスクを取り出す

下側の外装とハードディスクも、樹脂のツメで固定されている場合が多いです。特殊なネジなどで止まっているわけではないので、隙間を覗きこめば見つかります。

そこをSTEP1と同様に外せば、完全に外装を外したことになります。

STEP3. 基盤を取り外す

ハードディスクの裏面の基盤を精密ドライバーで外します。小さなプラスネジで固定されている場合が多いです。

STEP4. 保護シールを剥がす

ハードディスクの内部へ通じている穴が保護用のシールで塞がれています。このシールを剥がしてプラッタ面を露出させます。

剥がす際、カッターなどで手を切らないように注意しましょう。

STEP5. スイートスポットを確認

シールを剥がすとプラッタ面が露出します。ここを狙って破壊します。

STEP6-1. プラッタを破壊する(クランプの場合)

ビス等の固い治具を挟んで、クランプでプラッタを圧迫します。

プラッタは金属かガラスで出来ています。ガラス製の場合には割れるまで、金属製の場合にはプラッタが歪むまで圧をかけます。

プラッタが金属製かガラス製かは見た目では簡単に区別できません。破壊してみて、割れたらガラス製、割れなかったら金属製です。

ガラスの場合、破壊した際に破片が飛び散ることがあり危険です。しかし破壊前に区別するのは難しいので、どちらにしろ、ビニール袋などの中で破片が飛び散っても大丈夫なよう、安全に作業することをおすすめします。

STEP6-2. プラッタを破壊する(ハンマー&タガネの場合)

タガネとハンマーでプラッタを壊します。プラッタにタガネをあてて、タガネの柄をハンマーで叩きます。固い地面の上で作業しましょう。

クランプの場合と同様に、破片からの防護のためにビニール袋の中に入れて叩きましょう。

STEP7. プラッタの破壊を確認

ガラス製プラッタの場合は写真のように粉々に砕け散ります。

金属製の場合には、プラッタが歪んだ状態になれば完了です。傷がついたぐらいでは不十分です。破壊する前と形が変わるまで圧を加えてください。

STEP8. 捨てる

自治体の処理方法に従って廃棄します。

素材にもよりますが、一般的には燃えないごみです。最近では、自治体によっては外装部分は燃えるごみに出せることもあるので、ハードディスクのパッケージや自治体のルールをよく確認しましょう。

(image by 筆者)