今や老若男女、誰でも毎日のように使うようになったパソコン。しかし、使い方はよく知っていても、トラブル処置の仕方は知らない…という人は意外に多いのではないでしょうか。

精密機械であるパソコン。それ故、丁寧に扱わないと僅かな衝撃でもすぐに傷ついてしまう恐れがあります。

今回は、そんな「PCのディスプレイに傷がついてしまったときの対処方法」について紹介します。

今回のハウツーは浅い傷の対処を想定していますので、黒い線が現れるような深いキズがついてしまった場合はメーカへの修理をお勧めします。

グレア型・ノングレア型とは?

PCディスプレイには、「グレア型」と「ノングレア型」の2種類があります。

  • グレア型:蛍光灯や背景が強くが映り込りこむ。コントラストが高い
  • ノングレア型:画面が反射しづらい。コントラストが低く、のっぺりとした印象。

今回紹介する方法を行う前に、まずは、お持ちのPCがどちらのタイプなのか確認しましょう!

小さなキズは「歯磨き粉」で擦る!

数ミリ~数センチ程度の擦ったような軽いキズの場合、消しゴムで軽く擦るだけでも対処できることがあります。強く擦らず、優しくゆっくりと擦ってみましょう。

それでも上手く処置できなかった場合は「歯磨き粉」を使ってみましょう。

やり方

まず、歯磨き粉を皿やコップに少量出し、水で薄めます。その後、水で薄めた歯磨き粉を指につけ、キズのある部分をクルクルと円を描くように擦るだけです。

指で擦っても状態が変わらない場合は、液晶画面ウエットタイプクリーナーやクリーニングクロスに水で薄めた歯磨き粉を染み込ませて、やさしく擦りましょう。

こちらの方法はグレア型・ノングレア型どちらでも対応できます。

大きなキズには「ガラス用コンパウンド」で磨く!

大きなキズでも、場合によっては軽い傷と同様に「消しゴム」で対処できることがあります。

それでも上手く処置できなかった場合は「ガラス用コンパウンド」を使ってみましょう。

やり方

まず、コンパウンドが隙間に入らないように、ディズプレイの縁をマスキングテープで保護します。

その後、コンパウンドを液晶画面ウエットタイプクリーナーやクリーニングクロスに染み込ませて、クルクルと円を描くように擦ります。

コンパウンドとは研磨剤のことであり、文字通り「削る」ものです。強く擦るとかえって状態を悪化させてしまう恐れがありますので、擦る際は優しく丁寧に行いましょう。
こちらの方法はグレア型に有効です。ノングレア型で行うと、擦った部分がグレア型の様に光沢がでる恐れがあります。

拭き取る際に使う布について

歯磨き粉やコンパウンドをディスプレイから拭き取る際には、使用する布にも注意しましょう。

ウェットティッシュ:NG

ウェットティッシュには水分が多く含まれる為、ディスプレイのベタつきや拭き跡の元になる恐れがあります。

目の粗い布:NG

雑巾やハンカチなど、目の粗い布で拭き取ろうとすると、ディスプレイをさらに傷つけてしまったり、糸くずが付着する恐れがあります。

液晶画面ウエットタイプクリーナー:OK!

液晶画面ウエットタイプクリーナーは、目が細かく水分量も適切なので、お勧めです。

液晶画面ウエットタイプクリーナーがない場合は、眼鏡のレンズを拭く際に使われるクリーニングクロスでも代用可能です。

仕上げに「保護フィルター」でコーティング

以上の方法を行えば、完全に元通りにはならないものの、傷が目立たなくなります。また、仕上げに保護フィルターを貼ることでさらに傷跡を目立たなくさせることができます。

いちばん適切な対処法は「ディスプレイ交換」

これらはあくまで「応急処置」であり、取り扱い説明書には載っていない対処方法となります。

緊急性の低い場合、金銭的に余裕がある場合は、ディスプレイの交換など、取扱説明書に載っている方法を実践しましょう。

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