2014年9月18日、ついに待望の新OS、iOS8がリリースされました。今までとは違う、全く新しい機能がたくさん追加されていて、わからないことも多いかと思います。

そこでここでは、iOS8の目玉機能の一つでもある「Family Sharing(ファミリーシェアリング、ファミリー共有)」、つまり家族間でのデータ共有システムについて、基礎知識と使い方をご紹介します。

「Family Sharing(ファミリー共有)」とはなにか?

「Family Sharing」とは、家族内(6人まで)で様々な情報やコンテンツを共有することができるシステムです。

今までは、家族間でデータなどを共有するには1つのアカウントを共有しなければなりませんでした。しかし「Family Sharing」を使えば、複数のアカウントで購入したコンテンツを共有できるのです。

家族内で写真やカレンダーなどを容易に共有することができるようになるので、家族の絆を今まで以上に強くしてくれそうですね。

コンテンツの共有

「Family Sharing」を設定すると、iTunes Store・iBooks Store・App Storeで購入したコンテンツを家族で共有できるようになります。みんなの買った音楽、映画、本、アプリケーションにアクセスできるようになるので、お得ですね。

クレジットカード1枚あれば、家族はいつでも好きなときに欲しいものを買うことができます。なお、子どもが使うときには、親が承認する形で購入することができるので、安心して利用できます。

思い出の共有

今までは、写真を撮っても各自のiPhoneに保存されるだけで家族みんなで共有するには少し面倒な部分がありました。しかし、「Family Sharing」を使えば、家族専用のフォトストリームに家族の思い出を集めることで、簡単にみんなで写真を楽しめます。

写真だけでなく、ビデオやコメントも共有可能。特別な手順を踏む必要もなく、データを追加すれば全員が最新の情報にアクセスできるので、とっても便利です。

スケジュールの共有

家族でどこかに行きたい!と思ったとき、皆の予定を合わせるのって意外に大変ですよね。

しかし「Family Sharing」を使って、1つのカレンダーを家族で共有すれば、そんな悩みも解決できます。皆の予定が空いている日を簡単に確認できるので、企画もラクラク。

また、たとえばお父さんは飲み会の予定をしっかり登録しておけば、「帰りは遅くなるから夕飯いらないよ」のメールをいちいち送る手間が省けそうですね。家族用のリマインダーも設定できるので、備忘録にも使えます。

居場所の共有

「Family Sharing」では、位置情報も共有することができます。あなたの現在地は家族に、家族の現在地はあなたに表示されます。

子どもを持つ親御さんにとっては、お子さんが今どこにいるのかを確認できるので、とても安心なシステムです。また、奥さんは旦那さんが会社を出たことを確認できるので、食事の準備を始めるタイミングも簡単に見極められそうですね。

また、iPhoneの端末をなくしたときは、家族に位置情報を見てもらえばすぐに見つけることができるので、かなり便利です。

「Family Sharing」の登録方法

STEP1:「設定」アプリから「iCloud」を開く

「設定」アプリを開き、上方向にスワイプします。すると、「iCloud」の項目が現れますので、ここをタップします。

STEP2:ファミリー共有の設定を始める

iCloudのメニューの中に「ファミリー共有を設定」というメニューがあるので、ここをタップします。するとファミリー共有のページに移動しますので、「さあ、はじめよう!」をタップします。

STEP3:設定を進める

まず、自分のAppleIDが表示されますので、名前とメールアドレスが正しいかを確認して「続ける」をタップします。なお、ここで表示されているアカウントが「Family Sharing」の管理者となるので、ほかの家族を管理者にしたい場合は「○○さん以外のIDを使用」をタップします。

「続ける」をタップすると、確認画面が現れます。改めて共有コンテンツについて確認したら、「次に進む」をタップしましょう。

STEP4:設定を進める

続いて、お支払い方法の確認です。AppleIDに登録されているカード情報が表示されますので、正しければ「次に進む」をタップします。なお、ここで表示されているカードで、「Family Sharing」に関するすべての決済が行われます。

お支払い方法の確認ができたら、位置情報共有についての設定に移ります。位置情報を共有してOKなら「位置情報を共有」を、あとでどうするか決めたいなら「あとで」をタップします。

STEP5:家族を招待して完了

設定が済んだら、家族を追加していきます。「家族を追加」をタップすると検索画面に移動するので、メールアドレスや名前で電話帳から家族を検索します。家族が検索できたらタップすると、登録案内のメールが送られます。

登録案内を送った家族が参加すれば、「Family Sharing」への登録は完了です!

「Family Sharing」の賢い使い方

遠く離れた家族に子どもの写真をリアルタイムで届ける

遠方に住む両親にとって、リアルタイムで孫の写真をいつでも見られるのはありがたいもの。子どもの写真を撮ったら気軽に「Family Sharing」で共有しましょう!両親にiPhoneやiPadもプレゼントしてあげれば、よい親孝行になりそうですね。

また、単身赴任や出張中のお父さんにお子さんの写真を届けることも。電話やメールでのコミュニケーションよりも、直感的で迅速に子どもの状態を伝えることができます。

兄弟で賢くやりくり

学生やなりたて社会人は、コンテンツに使えるお金にも限りがありますよね。仲の良い兄弟や両親となら、趣味も似ているはず!購入コンテンツを共有すれば、節約にもなりますし、重複購入も防げますよね。

夫婦なら簡単な浮気防止に

「Family Sharing」を導入すれば、夫婦お互いの行動を簡単に把握できるようになります。位置情報の共有で相手の今いる場所をチェックしたり、帰りが遅い日はカレンダーをチェックしたりと、活用方法は様々です。浮気なんてするはずない!という気持ちを、確信に変えましょう!

ただし、あまりにお互いを束縛しあうというのも、夫婦仲を悪くしてしまう原因になってしまいます。くれぐれも使い方には気をつけてくださいね!

おわりに

今まで写真を撮ってもそのままになっていたり、スケジュールが合わない事がきっかけで家族旅行に行けなかったりと、情報の管理が円滑に行えていないような家族も多いかと思います。

そのような家族はこのFamily Sharingを導入することによって、今までよりも仲の良い家族を目指されてみてはいかがでしょう。

(image by 筆者)