月や星の様々な姿を見ることができる天文ショー。2014年10月8日には日本各地で皆既月食を見ることができ、宇宙の神秘を改めて感じさせてくれました。

せっかくの天文現象、どうせなら動画におさめておきたいもの。そこでおすすめなのが、iOS8から搭載された新機能、タイムラプスです。長い時間かけて撮影したとしても、短い動画にまとめてくれるので、月や星のようなゆっくりした動きのものを追いかけるには最適です。

iPhoneやiPadをそのまま使って撮影するのは少しむずかしいですが、ポイントを抑えれば十分ステキな作品を仕上げることができます。ここでは、タイムラプスを使って夜空を撮影するときのポイントをご紹介します。

タイムラプス動画の基本的な撮り方はこちらもご覧ください:iPhone・iPadで楽しく動画撮影!iOS8搭載タイムラプス動画の使い方

皆既月食をタイムラプスで撮るときのポイント

1:そのままでは撮影は難しいかも……!?

iPhoneやiPadをそのまま使うだけで月や星をきれいにタイムラプス動画におさめるのは難しいかもしれません。iPhone・iPadのカメラはかなり広角に撮影されるため、地上から夜空を撮影しても、詳しい様子まで鮮明に撮影するのには向いていないからです。

たとえば皆既月食のような、わかりやすい天文現象なら、iPhoneだけでも撮影できます。これでも十分神秘的な動画ですよね。

しかし、どうしても月は小さく写ってしまいますし、月面まで写すことはできません。

より鮮明な映像を求めるなら、iPhoneやiPadに外付けでつけられる望遠レンズがおすすめ。夜空がきれいに撮影できる可能性があります。

月や星は動くのでご注意を!

いざ撮影、というときに注意していただきたいのが、月や星は時間が経つにつれて動くということです。月・星は東から出て西に沈みますので、長い時間かけて撮影していると、東方向から西方向に向けて被写体が動いていくことになります。

つまり、はじめは月をしっかり画面真ん中に捉えていたのに、気づいたら画面から月が消えていた!なんてことにもなりかねません。夜空全体の動きを撮影したいのならそれでも構いませんが、月や特定の星をずっと写したいのなら、被写体の動きに合わせてカメラを動かす必要があります。

そこでおすすめなのが、「赤道儀」です。自動で月や星の動きに合わせてカメラの向きを動かしていってくれますので、常に被写体を画面の真ん中に収めておくことができます。カメラ用の機材ですが、自作する方も多いそうなので、iPhone用に作ってみてもいいかもしれませんね。

とはいえ、赤道儀なんて持ってないし、作る暇なんてない!という方は、月や星の動く軌道をあらかじめ把握しておき、撮影時間内は被写体がすべて収まるように、カメラの位置を調整しておきましょう。

おすすめなのが、この「スカイガイド」というiOSアプリ。時間を指定すると星空の動きを表示してくれますので、事前に月や星の動きを知ることができます。

また、こちらのサイトでは月の方位や高度を見ることができるので、そこからだいたいの月の位置を割り出すことも可能です。

  • 方位:北を基準に時計回りの角度(90°が東)
  • 高度:水平線を基準の角度です(真上が90°)

iPhone・iPadでも夜空の撮影を楽しもう!

タイムラプス動画は様々な場面で活用できますが、夜空の撮影ができるようになれば、活躍の場がぐっと広がりそうです。なるべく周りが暗く、星空がしっかり見えるところで撮影してみてくださいね。

(image by 筆者)