突然ですが、自分が死んだあとFacebookアカウントがどうなるかを考えたことはありますか?大事な写真や投稿はどうなってしまうのか、そして友人たちに自分の死を知らせることはできるのか。気になる方も多いのではないでしょうか。

そんななか、米Facebook社が「Legacy Contact(レガシーコンタクト)」という、ユーザーが亡くなった後のアカウント相続人を指定できる新機能を発表しました。どのようなサービスなのか、ご紹介します。

2015年2月12日、まずは米国のみで導入されました。2015年5月12日から、日本でもこの機能が使えるようになりました。

これまではどうしていた?

今回の新機能が発表されるまで、亡くなった方のアカウントがどうなっていたかをご存知でしょうか。下記はフェイスブックのヘルプセンターに掲載されているものです。

Q.私が死んだ場合、アカウントはどうなりますか。
A.利用者が亡くなると、友達や家族はその人のアカウントを追悼アカウントに移行するようリクエストできます。(ヘルプセンターより)

追悼アカウントにすることで、故人の友人や家族がその方の思い出をシェアすることができます。ご家族であれば、アカウント削除のリクエストもできます。

以前までは、この「追悼アカウント」という機能で、友人や家族がFacebook社にアカウントの管理を依頼するという形を取っていました。できることは閲覧のみで、投稿やプロフィール画像の変更などはできません。

今後も、この処置は引き続き利用できます。詳しくはこちらをチェック:亡くなった利用者について、アカウントの追悼を申請するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター

「Legacy Contact」とは?

相続人に指定された人は、本人が亡くなった後、Facebook社に死亡証明書を送ります。それが承認されると、相続人が亡くなったユーザーの管理者としての権限を得ます。その後、故人のホーム画面には「Remembering(追悼)」と表示されます。

ただし、アカウントを管理できるといっても、全ての権限が委ねられるというわけではありません。

相続人ができること

  • ユーザー本人の遺言の投稿
  • 葬儀の詳細の投稿
  • 友達リクエストの対応
  • プロフィール・カバー画像の変更
  • 写真・投稿のダウンロード(本人が許可していた場合)
Legacy Contactでは遺言を残すことができますが、本人のプライバシーを最大限に尊重するため、事前に読むことはできないようになっています。

相続人ができないこと

  • アカウントへのログイン
  • アカウント設定の変更
  • 過去の投稿の変更や削除
  • メッセージの閲覧

日本でも使えるの?

2015年5月12日から、日本でもこの機能が使えるようになりました。

「セキュリティ設定」ページにある「追悼アカウント管理人」から、追悼アカウントの管理人を指定することができます。

死後に備えて設定しておこう

ユーザー死後のインターネットアカウント管理は非常に難しい問題です。サービスを提供する企業と遺族の間でもめごとが起きるという例も実際にあります。

Legacy Contactのようなサービスが充実することで、そういった問題が少しずつ解消されていくとよいですね。故人のプライバシーを尊重しながら、思い出を偲びましょう。

(image by amanaimages)