自分自身を写真に写す「自撮り」がスマートフォンで簡単にできる「自撮り棒」。別名、セルカ棒、セルフィースティックと呼ばれるこのアイテムですが、腕をめいいっぱい伸ばさなくても自分と背景を綺麗にとれたり、複数人を撮れたりという便利なアイテムで、急速に人気が高まっています。

そんな自撮り棒ですが、近年使用を制限される場所が広がっているのだとか。そこで今回は、自撮り棒が禁止されている場所とその理由から、正しい自撮り棒の使い方を考察しました。

どこで制限されているの?

2015年6月現在、日本で禁止されているのは下記の場所です。

  • 東京ディズニーリゾート
  • 北陸新幹線の駅ホーム(金沢駅、新高岡駅、富山駅、黒部宇奈月温泉駅、糸魚川駅)

なお、海外では次の場所も禁止されています。

  • 美術館(イギリス「ナショナルギャラリー」アメリカ「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」など)
  • 博物館(アメリカ「スミソニアン博物館」など)」
  • 音楽フェス(アメリカ「コーチェラ・フェスティバル」「ロラパルーザ」など)

自撮り棒が禁止されている理由

では、なぜこんなにも禁止されてしまっているのでしょうか? 公表されている理由は下記のとおりです。

東京ディズニーリゾートの場合

「セルカ棒だけでなく、三脚などの撮影補助機材の持ち込みも禁止させていただいている。こちらもゲストの安全を考えてのこと」と説明してくれた。園内で実際にセルカ棒を使用している人を見かけた場合については、「キャスト(園内スタッフ)よりお声がけさせていただき、使用をご遠慮してもらう」(参考元:マイナビニュース

北陸新幹線の場合

「ほかのお客さまに当たってけがをされる可能性やホームから乗り出して列車の運行に支障をきたす恐れがあるため」(参考元:産経新聞

イギリスの美術館「ナショナルギャラリー」の場合

「三脚を使ったり傘を広げるのと同じくらい悪いこと」
「それに美術館やギャラリーの中で自撮り棒を使えば、周りの人や芸術作品に当たる恐れもある」(参考元:CNN.co.jp

これらをまとめると、主に次の理由から禁止されているようです。

  • 人に当たる可能性がある
  • 周囲の物と当たる可能性がある

どこで使えばいい?

自撮り棒が各地で禁止された理由を考えると、自撮り棒は次のような使い方が望ましいといえそうです。

周囲に人のいない場所で使おう

人にぶつけてしまう可能性があるところでは、自撮り棒の使用はマナー違反です。混雑している箇所でどうしても撮影したいときは、自分の腕を限界まで伸ばすか、周囲の人に撮影をお願いするといいでしょう。

障害物やぶつかりそうなものがないところで使おう

周囲にぶつかりそうなものがあるところでも、自撮り棒は使わないほうがいいでしょう。万が一ぶつけてしまい、物を壊してしまったら、損害賠償を請求される可能性があります。

迷惑のかからない撮り方

では、最後に周囲の人に迷惑をかけない撮影方法を見ていきましょう。

棒を伸ばすときは真上に向けて伸ばす

真横や自撮りしたい角度のまま伸ばすと、後ろにいる人や周囲にいる人にぶつかる可能性があります。自撮り棒の長さを伸ばすときは、上に障害物がないことを確認し、棒を真上に向けて伸ばしましょう。

棒の向きを変えるときは周囲を見ながら変える

自撮りの角度を変えたいとき、カメラを見ながら変えると、周囲への注意を忘れがちになります。かならずカメラから目を離し、周囲の状況を確認してから角度を変えましょう。

正しい使い方で快適な自撮りライフを!

自撮り棒を使うとき、意識はカメラに集中しているので、周囲への注意が散漫になっている可能性があります。観光名所やテーマパークなどには、自分以外の人もたくさんいることを忘れないようにしましょう。

自撮り棒は画期的なアイテムですし、よりコンパクトで軽いセルカ棒も発売されているので、周囲の迷惑にならない使い方を意識して楽しみたいですね。

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