インターネット全盛時代。いまや、普通科高校の情報の授業でもWebサイトの作り方を教えてくれるそうです。

しかし、最近はデザインやレイアウトもオシャレなWebサイトが増えているのにも関わらず、授業で教えられるWebサイトの作り方は、あまりにも前時代的でダサいと話題になっていました。

いったい高校の授業で作られるヤバイWebサイトとは、どんなものなのでしょうか…?

HTMLタグでの装飾が教えられる

ざっくり言ってしまうと、最近のWebサイトでは、HTMLで基本のページの構造を作り、CSS(スタイルシート)で装飾効果をかけるのが一般的だそうなのですが、高校の授業で教えてくれるサイトの作り方というのは、HTMLのみで構造も装飾も行ってしまう…ということらしいのです。

HTMLだけで作るとどうなるの?

HTMLのみで構成されたWebページの一番の問題点は、スマートフォンやタブレットなど最新のデバイスで見るとレイアウトが崩れてしまい、いろいろな端末でインターネットを使う現代では致命的に不便な場合があることです。

他にも、一般的なHTMLタグで文字の装飾をしてしまうと、ディスプレイによっては文字が小さすぎたり大きすぎたりするなど、とにかく「不便な」Webページができてしまうのです。

にも関わらず、いまでも高校の情報の授業で教えられるのはHTMLのみで構造も装飾も行ってしまうちょっと時代遅れなやり方だそうなのです。確かにいまどきそんなWebページが作れても、あまり実用的とは言えないかもしれません……

Twitterでも指摘多数

「これはひどい」

これがどのようにひどいかというと、Webページ内の文章を改行する際に<br>というタグを使う方法がそもそもちょっと時代遅れなやり方。スマートフォンなどで見た時にレイアウトが崩れやすくなる原因の最たるものなので、現在は推奨されないタグなのです。

ほかにも、行の揃え方も崩れやすいものだったり、現在のタブブラウザでは割と重要な要素であるタイトルタグを挿入していなかったりと、今の時代に求められるやり方とはかけ離れてしまっています。

「もはやタイムカプセル」

そもそも先生が詳しくない

そもそもパソコンやインターネットが普及したのもここ15年くらいの話なので、先生たちでもパソコンに詳しい世代の人はまだまだ少ないのかもしれません。

情報の授業時間自体少ない

「専門学校じゃない」「ネットリテラシーのほうが優先」という指摘も

触るだけでも…

興味があったら自分で

メディアリテラシーも大事

【実例】HTMLだけで作るとこうなる

ここまでの話を見ていて、昔ほんのりHTMLを触っていたな〜、なんて方は、だいたいどんなサイトができるか予想がついて「ちょっとヤバイな」と感じたのではないでしょうか。

せっかくなので、この非難されている「ほとんどHTMLのみで構築されたWebページ」はどんなものなのか、いくつかご紹介します。

 小中学校のホームページ

HTMLだけで制作されたWebページの代表例といえば、小中学校のホームページです。ガッツリフレーム丸出しの構成が懐かしいですね。

そもそも学校のホームページは、父兄への情報発信などが目的なので、別にオシャレであったり、最新の技術を使ったWebページである必要はないので、HTMLの簡素なホームページのままでも問題はないのでしょう。

ちなみにおもしろメディアサイト「オモコロ」でもこんな記事が出ていました。

昔のゲームサイト

ちょうど筆者が小学生くらいの時に流行っていたのがおもしろフラッシュやフラッシュゲームでした。今は全く見なくなってしまいましたが、当時はこんな「フラッシュゲームまとめ」のようなサイトをお気に入りに登録して遊んでいたのです。

そんな時代とともに廃れてしまったフラッシュゲームのまとめサイトもまた、10年前のホームページの様相を保っていました……!

この背景色と文字色の組み合わせだけで頑張っている感じにノスタルジーを感じる人も多いのではないでしょうか。昔のパソコンは画像が多いと読み込みに時間がかかってしまうため、Webページに画像や音楽などをたくさん使うことはあまり推奨されていなかったのです…!

古いゲームの攻略サイト

また、プレステやゲームボーイなど古いゲームの攻略サイトも、HTMLだけでできているサイトが多いです。

このちょっと古い攻略サイトの構成がまた、ゲームの思い出と相まって懐かしさを感じたりするのですが、スマートフォンなどで利用しようと思うとちょっと見づらさを感じてしまうかもしれません。

どこまで扱うかは難しい

このように、HTMLのみで構成したサイトが、現在のデバイスの多様化に対応できない…という問題は、これからインターネットの知識がどんどん必要になる時代にはかなり大きなものになりそうですよね。

しかし、高校の「情報」の時間は、HTMLなどWebページに関する授業以外にも、Word、ExcelといったOfficeソフトの基本的な使い方や、メディアリテラシー、セキュリティ問題、さらには最近はSNSなどの使い方を学ぶ時間でもあります。

そうなると、そもそも授業時間数が多くない普通の高校の情報科目では、HTMLからCSSまできちんと教える…ということは難しくなってきます。

年々、情報の授業の重要性というのは高まっているはずなので、そもそもの情報の授業時間を増やすなどの対策が必要になってくるかもしれません。

(image by amanaimages)