iPhoneの製造を請け負っている、台湾企業フォックスコン・テクノロジーグループ(鴻海精密工業股份公司)がインドに工場の建設を計画しています。これにより、以前から噂されていた「Made in India」のiPhoneが現実のものとなります。

新たな工場の予定地にはマハーラーシュトラ州 の1200エイカー(約4.9k〓)規模の広大な敷地が確保されています。総費用100億ドルをかける大プロジェクトです。

インド国内に工場をつくるメリット

インド国内のシェア拡大

インドは世界第3位のスマホ市場を持つ大国。今後もマーケットの大きな成長が見込まれますが、そうしたなかAppleは苦戦を強いられています。それはインド政府が、海外で生産されたスマホ端末に高い税率を課しているためです。つまり、主に中国で製造されているiPhoneは、SamsungやMicromaxiといったインド国内で製造を行う競合他社の同等スペックの端末に対して、価格が2倍以上になってしまうのです。
これまでもAppleは、大幅な値下げ措置などインドでのiPhone普及につとめてきましたが、今回の工場建設はさらなるシェア拡大につながりそうです。

人件費のコスト削減

中国の労働コストが上昇したことも、インド進出が噂されていた理由のひとつです。こちらの工場で製造されたiPhoneは、当然インド国内だけでなく世界中で流通するものです。また、iPhoneだけでなくiPadやiPodなどの製品もつくられるようになるでしょう。中国より人件費が安いインドに製造拠点が移されることでアップル製品の全体的な値下げも期待されます。

製造はいつから?

フォックスコンは現在、インド政府と交渉中でまもなく契約が交わされるとのこと。プラントの建設には約18ヶ月かかると予想されており、実際の稼働は2017年終わりから2018年のはじめになりそうです。