世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyは、歌詞の表示機能を終了しました。そのため、現在Spotifyで歌詞を見ようとすると、「Humming is fun.」という文章が画面に表示されます。

Musixmatchとの関係が原因に

Spotifyの歌詞機能が終了した一番の理由は、歌詞カタログを提供するMusixmatchとの提携にピリオドが打たれたためです。

Musixmatchは5月末にSpotifyでの歌詞表示を終了する旨を発表しています。Spotifyとの提携終了は、どうやら友好的なものではなかったようです。

MusixmatchのCEOかつ創設者のMax Ciociola氏は、「もうこれ以上リスクを背負いたくない。これからは自分たちのサービスの収益が見込める第三者にこのサービスを提供したい。」と述べています。

それに対してSpotifyの代表者は、「Musixmatchとは良好な関係を築いていたし、互いにリスペクトしていた。しかし、経営戦略の不一致により離別することになった。」と述べています。

両者の溝が取り返しがつかないところまで深くなってしまったゆえの分裂なのかもしれません。

「Humming is fun.」が意味することとは?

Musixmatchとの提携は終了しましたが、Spotifyは歌詞の意味を提供するサービスのGeniusと提携しています。とはいえ、歌詞機能の今後について具体的なことは述べられていません。

歌詞の代わりに表示される「Humming is fun.」という画面は、「歌詞は見れなくなってしまったけれども、ハミングだって楽しい」ということを示唆しているのかもしれません。Spotifyのユーモア溢れるセンスに脱帽です。ハミングに夢中になっているうちに、歌詞機能が復活してくれたらいいのですが……。