音楽を手に入れるための手段は、音楽ストリーミングサービスやダウンロード、そしてCDやレコードと多岐にわたります。ここ最近では、ストリーミングサービスが飛ぶ鳥を落とす勢いで利用者を増やしています。

そんななか、ダウンロードによる収益が予期せぬほど速いスピードで減少しているという調査結果が出ています。そして、その減少率はCDの売り上げの減少率よりも著しいのだそう。

ダウンロードによる収益は5年で半分以下に

PwCの行った調査によると、CDなどの物質的コンテンツの収益とダウンロードによる収益は2020年までに同程度になるとのこと。

また、同調査では収益の具体的な推移についても述べられています。

物質的コンテンツの収益は年間で12.3%の減少がみられ、2015年に18億ドルだった売り上げは2020年には10億を下回ると予測。

いっぽうで、ダウンロードによる収益は年間で14.3%減少。そのうえ、2015年に23億ドルだった売り上げは2020年には10億程度と、5年で半分以下に落ち込むことが推定されています。

原因は音楽ストリーミングサービスにあり?

ダウンロードとCDの売り上げの減少が著しい原因として、音楽ストリーミングサービスの台頭が挙げられます。

音楽ストリーミングサービスは、定額で、そして合法的に音楽を聴くことができる魅力的なサービス。音楽ストリーミングサービスの登場によって、違法ダウンロードはぐんと減りました。しかし、それと同時に合法なダウンロードサイトも衰退の一途をたどっています。

これからの音楽マーケティングに求められることとは

楽曲のダウンロードによる収益の大幅な減少によって、Appleが2,3年以内をめどにiTunesでの楽曲配信を終了するうわさも。

iTunesのみならず、ダウンロード市場は売り上げの減少に対してさまざまな形で解決策を見出していくはずです。

ダウンロードはCDに取って代わりました。そして、音楽ストリーミングサービスはそれらに取って代わるものになりつつあります。

音楽ストリーミングサービスが主流の現在、音楽に求められるのは体験することなのかもしれません。たとえば、ライブやフェスが挙げられます。

また、レコードの人気も再燃しているのだとか。レコードのもつモノとしての価値が見直されていることが理由のひとつでしょう。

そのような消費者行動をいち早く見抜き、彼らが本当に必要としているものを提供することが、これからの音楽ビジネスには大切です。

(image by Download / GotCredit)