先月リリースされたシカゴのヒップホップアーティストChance the Rapperのアルバム『Coloring Book』が、ビルボードのトップ200にランクインしました。ストリーミングのみでのリリース作品がビルボードチャートにラインクインするのは、この作品が初。

この件を受けて、グラミー賞を主催するThe Recording Academyは、ストリーミングによるリリース作品も受賞対象の考慮に入れることを発表。そして、Chance the Rapperはグラミー賞受賞のチャンスを手中におさめました。

2017年のグラミー賞から適用

The Recording Academyの発表によると、グラミー賞の新しい受賞条件は2017年発表のグラミー賞から適用されるとのこと。

なお、2017年グラミー賞の対象作品は、2015年10月1日から2016年9月30日にリリースされた作品となります。

ストリーミングでの作品も音楽賞の条件として加わる風潮に

音楽賞の受賞作品の条件の幅をストリーミングにも広げた例は、今回が初ではありません。

今年の2月にはRIAAが、ゴールドディスクとプラチナディスクの受賞対象にストリーミングでリリースされた作品を含めることを発表。

CDやレコードに取って代わり、ストリーミングが主流になりつつある今、名高き音楽賞を主催する組織は柔軟な姿勢でストリーミングを迎え入れるべきです。

ストリーミングにしかない音楽も脚光を浴びるチャンスが!

ヒップホップ界を騒がせているChance the Rapperは、まだ23歳という若さ。『Coloring Book』のほかにも才能あふれる作品をいくつかリリースしています。そして、嬉しいことに、どの作品もフリーダウンロード可能。

また、今回のグラミー賞の受賞対象作品の条件がストリーミングの作品にも広げられたことに対して、彼は「これは自分のためではない。サウンドクラウドにアップされている多くのアルバムがより高い評価を受けるための大きな一歩になった。」と述べています。

グラミー賞の受賞対象の作品の幅が広がることは、今後のアメリカの音楽カルチャーにさらなる盛り上がりをみせるきっかけになるはず。

果たしてChance the Rapperはグラミー賞を手にするのでしょうか? 来年のグラミー賞発表から目が離せません!

(image by grammy / Colby Sharp)