なんとイギリスではCDを購入している人のほうがストリーミング利用者よりも多いのだとか! 驚きです。

Kantar Worldpanelが15,000人のイギリス人を対象に行った調査によると、対象の14%がストリーミングサービスを利用しているとの結果が。しかし、CD購入者は23%となり、ストリーミングサービス利用者を上回っています。

また、Kantar Worldpanelの専門家であるFiona Keenan氏は「今年はCDを購入する動きに戻りつつある」と述べています。

CDはダウンロードに取って代わり、そしてダウンロードはストリーミングサービスに取って代わった……なんて言われていますが、実はそれはメディアの誇張にすぎなかったのではないでしょうか。

いまCDが見直されている理由とは

ストリーミングサービスが台頭する近年、ダウンロードは衰退しているにもかかわらず、なぜCDの力はふたたび強くなってきたのでしょうか。

その理由はおそらく、CDが簡単に壊れない点にあると筆者は考えます。

ストリーミングサービスを利用すると、レーベルとの契約上突然聴けなくなってしまう楽曲もあります。そして、解約すればもちろん保存した楽曲も再生不可能に。さらに、通信環境によっては音質の低下や音飛びといったトラブルも……。

その一方で、CDではそのような心配はありません。筆者がCDを買い続ける理由としては、やはり「買った」とか「手に入れた」と実感を味わえるため。その瞬間がたまりません。とはいえ購入してもパソコンに取り入れたのち、結局ブックレットも見れずじまい……なんてこともありますが、手元にあると身体の一部のように感じます。

しかし、レコードのほうがCDよりももっと濃厚な音楽体験ができそうです。先日、ようやく筆者はRadioheadの『A Moon Shaped Pool』のLPレコード盤を手に入れましたが、ターンテーブルにLPをのせて針を落とした瞬間の心の高ぶりは至高でした。

音楽を聴く選択肢が増え、音楽体験がより身近に

ストリーミングサービスで値段を気にせずに音楽を聴けることも、音楽好きとしては嬉しいです。しかし、それ以上に身銭を切って購入したCDやレコードには値段以上の価値が宿っているはず。

「CDの売れ行きが伸び悩んでいる」とか「ストリーミングサービスのせいでアーティストが稼げなくなった」などと言われていますが、音楽体験の形態が多種多様になったからこそ、自分自身が楽しいと思う方法で音楽を楽しまなきゃ、損ですよ!

(image by Untitled / Franklin Heijnen)