はじめに

Evernoteのノートには、外部からファイルを貼り付けることができます。

無料アカウントの場合、張り付けられるのはPDF・画像・音声など特定のファイルに限られますが、有料のプレミアムアカウントにすると、任意の形式のファイルを貼り付けることができるようになります。

このレシピでは、その添付ファイルに関するエバーノート内での操作方法・仕組みと、それを踏まえた応用例について述べてみます。

Evernoteをダウンロードしてみたものの、ログインしただけで活用できていない方、ぜひご参考下さい。

添付ファイルの操作方法

Evernoteのノートにファイルを貼り付けるには、メニューやポップアップメニューから「ファイルの添付」を選ぶか、ノートに直接ファイルをドラッグ&ドロップします。

張り付けられたファイルは、PDFなど特定のファイルを除いては、アイコンで表示されます。

このアイコンをダブルクリックすると、コンピューターでそのファイル形式に関連付けられているプログラムが起動し、ファイルを参照・編集することができます(ポップアップメニューから「開く」を選んでも同様です)。

ファイルを編集した場合は、プログラムを閉じると、編集したファイルが自動的にノート内に保存されます。

添付ファイルの仕組み

通常使用する分には、上記の操作方法を覚えておけば十分です。しかし、ここでは一歩踏み込んで、Evernoteが添付ファイルをどのように扱っているかについて考えます。

Evenoteは添付ファイルを開くとき、データベースファイルのフォルダの下の「Attachments」というフォルダ内にそのファイルを展開します。

その後、展開したファイルをオープンすることで、ファイルに関連付けられたプログラムを起動します。ここはEvernoteというよりもOSの動作になります(エクスプローラーでファイルをダブルクリックした時と同様の動作)。

ユーザーが起動したプログラムでファイルを編集し、プログラムを終了したのを検知すると、Evernoteは編集されたファイルをノート内に取り込みます。

この仕組については、Evernoteの動作を見て個人で分析したものであり、正式に公開された情報ではありませんので、ご注意ください。

添付ファイルの応用

実行ファイルの添付

上記の仕組みでポイントとなるのは、添付ファイルをオープンすると、一時的にそのファイルが通常のファイルとして展開されるということです。

この点を利用し、ここでは実行ファイルをノートに添付し、それを直接実行するというアイデアをご紹介します。

添付自体は他のファイルと何ら変わることはなく、「ファイルの添付」メニューを使用するか、ファイルをドラッグ&ドロップすることで行うことができます。

添付した実行ファイルのアイコンをダブルクリックすると、上記のように実行ファイルが「Attachments」フォルダ内に展開されて起動します。

ここで一点注意が必要なのは、動作に自ファイル以外のファイルや特定の環境が必要なプログラムは、うまく動かないということです。つまり、一般にインストールが必要なプログラムは、添付しても正常に動作しない可能性が高いです。

それではあまり役にたたないのでは? と思われるかもしれませんが、中には有効な場合があります。以下、その例をいくつかご紹介します。

実行ファイルの例1:単体で動作するプログラム

ツールなどの中には、実行ファイル1つで動作可能なものがあります。

たとえば、以下のMicrosoftのページにある「Sysinternals Suite」には、EXEファイル1つで動作できる優秀なツールが多数含まれています。

Sysinternals Suite

中でも「Process Explorer」や「Process Monitor」などは、自PCの状態を詳しく調べたい上級ユーザーにお勧めです。

実行ファイルの例2:インストーラー

これはやや盲点ですが、プログラムのインストーラーも通常、単体で動作できる実行ファイルになっている場合が多いです。

自分で定番になっているツールなどがあり、そのインストーラーのサイズが比較的小さければ、Evernoteに入れておくことで、いつでも必要なときに好きな場所でインストールできるようになります。

さいごに

上記の応用はほんの一例です。

皆様も自分が使用しているファイルを思い出し、これをEvernoteに入れたらどうなるか?、ということを想像してみてください。

予想外に面白いアイデアが出てくるかもしれませんよ。