お年寄りにとってパソコンは、操作さえ覚えれば、非常に便利なコミュニケーションツールになります。あっという間に写真を見せたり、カメラがあればチャットができたり、外出しなくても買い物ができたり。

ぜひパソコンの操作を教えてあげたいという方のために、このレシピでは、お年寄りにとって第一のハードルとなる、マウスやキーボードの操作性をよくする方法をご紹介します。

マウスの設定を変える方法

マウスでの操作というのは、手元が揺れてしまうことの多いお年寄りには、結構難しいものです。なるべく使いやすい設定にしてあげる必要があります。

ポインタの表示サイズを大きくする

「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「マウスのプロパティ」を開きます。「ポインタ」のタブをクリックすると、図の画面になります。

右上に選択したポインタの種類が表示されますので、これを見ながらポインタの大きさや種類を選びます。なるべく見やすく大きいものにすると良いでしょう。

ダブルクリックの速度を遅くする

「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「マウスのプロパティ」を開きます。「ボタン」のタブをクリックし、速度を遅めに設定しましょう。

右のフォルダのアイコンをダブルクリックしてみて調整します。可能であれば、ご本人にクリックしてもらって調整すると良いですね。

シングルクリックで開けるようにする

「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「フォルダオプション」を開きます。「クリック方法」の「ポイントして選択し、シングルクリックで開く」と「ポイントしたときにのみアイコンタイトルに下線を付ける」にチェックを入れます。

ダブルクリックがどうしても苦手な方もいらっしゃいます。その場合はシングルクリックで開けるこの設定がおすすめ。ポイントした場所もわかりやすくなります。

キーボードを使いやすくする方法

ローマ字入力が苦手なら、「簡単ひらがなキーボード」を使ってみてはいかがでしょう。

キーボードの文字だと小さすぎて大変とか、キーがたくさんあって小文字などを打つときに迷うという場合は、もっと簡単な「ひらがなキーボードセット」なんていう商品もありますよ。大きな入力パネルと明快な配列で、誰でも簡単に入力できます。

お年寄りにオススメのOS

オススメのOSは「Windows7」です。既に見慣れたほかのOSがある場合は変更しないほうが良いかもしれませんが、Windows7の「Windowsタッチ」という機能は、お年寄りには非常に使いやすいでしょう。

「Windowsタッチ」というのは、画面に直接指で触れて操作が可能な機能です。2本の指で画面をズームできたり、スクロールできたりと、iPhoneに搭載されている「マルチタッチ」と同じようなものです。

指で簡単に見たい場所を動かしたり拡大したりといった操作は、直感的に理解しやすく、見せたい場所を見せることが簡単ですから、お年寄りにパソコンの操作を教えるときにも、大活躍することでしょう。

今後、タッチ機能に対応するソフトウェアやwebサイトも続々登場すると思われますので、動向を気にしておくと良いかもしれませんね。
- MicrosoftのWindowsタッチのページ

おわりに

文字入力とクリックがしっかりできれば、パソコンを使うのがどんどん楽しくなって、使いこなせるようになるはずです。まずはお年寄りにも使いやすい環境を揃えることが、上手に教えるコツと言えるでしょう。

(Photo by http://www.ashinari.com/2008/03/04-004193.php?category=59
(screencapture by 著者)