はじめに

行き過ぎた好意の裏返しがリアルストーカーだとしたら、ネットストーカーの場合は「あいつが気にくわない」という憎悪の末の行為のことが多いですね。

匿名性が強い世界のことだけに、解決もなかなか難しく厄介です。しかし、やられた方の心の傷は深いもの。

ここでは、ネット上で活動する際にネットストーカーに遭わないように気をつけることと、もし遭ってしまった場合の対処法を考えていきましょう。

ネットストーカーに遭わないために

嫌がらせ書き込みを毎日されたり、メールを送られ続けたり、ストレスが溜まる事が多いネットストーカー。個人を特定されると実生活に危害が及ぶこともあります。

社会問題を記事にする場合は配慮を

インターネットの記事というのは、誰が読んでいるのか全く解らないものです。

例えば、あなたが大きな事件の犯人について批判的な記事を書いたとします。その記事は犯人の身内が読んでいる可能性もあるのです。

あなたが社会問題・戦争・宗教問題(これらが一番反論者がいる可能性が高いのです)について記事を書いた時は、まず「賛同者もいるけれども反論者もいる」と覚悟して書いてください。

反論コメントが入った場合の事はあらかじめ考えて、ケンカ腰にならず相手に柔らかく自説を解説できるだけの準備をした上で記事にしましょう。

ネット上でケンカをしない

ネットの世界はほぼ匿名の世界なので言いたい放題になりがちです。反論すればまた反論が返ってきて、議論がエスカレートしてしまう事もあるでしょう。

お互いに納得すれば良いですが、ただ恨みとなって残る場合も多いですね。ネットに書き込む際には冷静になるように心がけましょう。

匿名掲示板に自分のHPを晒さない

もしも、あなたが自分がケンカした掲示板で自分のHPやブログのURLを出していたら、相手は間違いなくあなたのHPにやってきます。嫌がらせ書き込みは、そんな事から始まることが多いです。

人がたくさん集まる大きな掲示板などでは自分のHPアドレスは出さないようにしましょう。荒らされる元です。

ケンカがなくても、HPアドレスを出しているだけでイタズラ書き込みをされる事も多いです。ネット上には、憂さ晴らしや暇つぶしのためにイタズラをするような人がたくさんいます。気をつけましょう。

ブログやHPに人の悪口を書かない

自分のブログに何を書くかはその人の自由です。面白くない本、ドラマ、映画、その批評として悪評を書く方はいらっしゃるでしょう。それは自由です。

ただ、絶対にやってはいけない事があります。それは自分のブログに特定のブログやサイトオーナーの悪口を書く事です。

気に入らない記事を見つけても、ブログや自分の掲示板にそのブログの悪口を書いた時点であなたもストーカーと同じです。何か反論があるのなら相手のブログのコメント欄に堂々と書きましょう。

ネット上に個人情報を出さない

ネットストーカー行為がリアル社会にまで及ばないようにするために一番重要な事がこれです。自分の本名、住所、電話番号、経歴はもちろん、家族の情報にも気を配りましょう。

HPにハッキリ写った家族の写真を出している方をよく見かけますが、ネットの世界はあなたの子供を誉めてくれる人ばかりではありません。嫉妬からストーカーに転じる人もいます。

子供の学校が特定できるような記事も止めた方が良いでしょう。あなたのせいで子供に危害が及ぶ結果になったら、後悔しても後悔しきれない事になります。

ご自分の写真を掲載したい場合は、「これって○○さんかな。でも違うかも。」と思われる程度に加工しましょう。

できたらメールアドレスもHP上には掲載しないようにした方が良いでしょう。必要だったら、送信する相手にアドレスが知られないメールフォームを設置しましょう。

ネットストーカーに遭ってしまった場合の対策

実際に精神的に参ってしまうような事が続いたり、実生活に害が及ぶストーカーが現れた場合は対策しなければなりません。

SETEP1: アクセスを禁止にする

一番簡単な方法としては、アクセス解析などで相手のIPアドレスを割り出してアクセス禁止にします。またはコメント書き込みを禁止します。

普通の精神状態の相手ならば、長く書き込みが出来なかったりHPにアクセスを拒否されたらあきらめるものです。メールも拒否設定にして受け取れないようにします。

SETEP2: 相手のプロバイダーに連絡をする

アクセス解析を利用して相手のプロバイダーを割り出し、相手のプロバイダーから警告してもらいます。

良心的なプロバイダーだったら対応してくれることでしょうが、具体的にどのような被害に遭ったのか示すために書き込みのログや嫌がらせメールは全て取っておきましょう。

また、どこかの掲示板にあなたの悪口や個人情報を書き込まれているような場合は、その掲示板の管理人に連絡して対応してもらいましょう。

相手のプロバイダーが何の対応もしてくれない場合は「対応していだけないようなので警察に訴えて対応してもらうことにします」とメールして下さい。向こうも面倒はごめんなので、重い腰を上げる事になると思われます。

SETEP3: 警察に訴える

「ストーカー規正法」にはネットストーカーもきちんと入っています。インターネット上で付きまとわれ実生活も危なそうだと判断した場合は警察に相談しましょう。

もとろん、今までされてきた行為の証拠になるログを持って行くのは言うまでもありません。

おわりに

人の心には、どんな事が引っかかるか解りません。あなたが何気なく書いた記事で人が傷つくこともあります。その相手がストーカーになることも充分に有りえるのです。

だからといって人の意見ばかり気にしていては、あなたの自由なネット活動は出来なくなってしまいます。

ちょっと腹が立つ書き込みが続いたくらいならば、削除したり書き込み禁止にしたりして神経質になりすぎないようにしましょう。

もちろん、苦痛な日々が続くような場合は泣き寝入りしないように強い心で対応策を取りましょう。

(Photo by 足成