はじめに

既存の写真やイラストの中に、他の画像を「ハメコミ」する方法を解説します。たとえば、風景写真のなかの看板の画像をすりかえたり、インテリア写真を加工して壁に絵画をかざっているように見せたり。

本記事では、例として、ノート PC の写真を加工し、あたかも画面に、絵画「ヴィーナスの誕生」が表示されているような合成写真を作成してみます。

方法

1. 準備

まず、ベースとなる「ノート PC の写真」を背景として作業を始まます。
その上にひとつレイヤーを追加し、絵画をペーストします。

2. 「自由に変形」

絵画のレイヤーを選択した状態で、メニューバーから「編集 > 変形 > 自由に変形」を選択します。

すると、絵画の四隅に小さな四角が表示されます。この四角をつかんで、ノート PC の画像の四隅の位置にドラッグします。

四隅をすべて揃えたら、Enter (Return) キーを押して、変形を終了します。

3. 仕上げ

これで一応、できあがりです。

ただし、そのままではちょっと不自然。いかにも「合成」だとバレバレな仕上がりになってしまいます。たとえば、光の当たっているはずの面なのに妙に暗かったり、陰の部分なのにやたらと明るかったり。もしくは、貼り付けた画像にだけ不自然にピントが合っていたり……。

そんなときは、ぼかしや色調補正で、自然に見えるようにちょっと調整します。今回は、貼り付けた絵の色が濃すぎたので、明るさを上げてコントラストを下げてみました。

少し自然になりました。

おわりに

これは、非常に使い道の広い技です。たとえば、

  • 広告を実際の空間に掲出したときのイメージを持ってもらう
  • パソコンやテレビなどの写真を使って「ハメコミ合成」をする
  • 模様替えやリフォームの前に、完成イメージの画像を作る
  • 面白いコラージュを作る

などなど。簡単ですが、イマジネーションを強く喚起する画像を作れます。