はじめに

ノートパソコン(モバイルPC)を愛用してますと、突然、モニター(スクリーン)が真っ暗になってしまうという故障に見舞われる事があります。

これは、同じ液晶ディスプレイであっても、テレビやデスクトップ用モニターでは、ほとんど遭遇しないタイプの故障です。

過去のノートパソコンでは、このタイプの故障が頻繁に起こっていた為、最近のノートパソコンはかなり改善されているとも言われていますが、完全に無くなった訳でもありません。

このノートパソコン特有の故障について、簡単にご説明したいと思います。

なぜノートパソコンのモニターは壊れやすいか?

冷陰極管の寿命

液晶ディスプレイのバックライトとして使われているのは、冷陰極管と呼ばれるものなのですが、通常、ノートパソコンのモニターがいきなり真っ暗になった場合は、原因は、この冷陰極管が寿命になったからではありません。

ちなみに、肝心の冷陰極管の寿命は、けっこう長くて、1万〜5万時間(つけっぱなしで1年〜6年ぐらい)は使えるらしいです。

それも、いきなり完全に消えてしまうのではなく、じょじょに暗くなってゆく消耗の仕方をするようです。

ほとんどは、もっと別の場所で故障が発生しているのです。

インバーター回路の故障

たとえば、インバーター回路の故障です。インバーター回路は冷陰極管とセットになった部品なのですが、こちらの方が衝撃や湿気によって壊れやすいのです。

ノートパソコンは持ち運びをする為、衝撃や温度の影響を受けやすく、置きっぱなしの室内ディスプレイより、はるかに壊れる確率が高い訳です。

フィルムケーブルの破損、劣化

他にも、ノートパソコン本体部と液晶ディスプレイをつなぐフィルムケーブルが破損、劣化する事も、モニターが暗くなる原因の一つとして考えられます。

ノートパソコンは、何度も開けたり閉じたりを繰り返しますので、その蝶番の部分に収まっているフィルムケーブルも痛みやすい訳です。

昔のノートパソコンは、さらに、このフィルムケーブル部分が剥き出しになっていたものも多かったので、より壊れやすかったとも言われています。

ノートパソコンのモニターが消えた場合の対処法

修理に出す

さて、運悪く、本当に、愛用のノートパソコンのモニターがいきなり暗くなってしまった場合ですが、やはり修理に出すのが一番無難でしょう。

非常に多いタイプの故障ですので、少し説明すれば、メーカーの修理サポートの方でも、すぐ対処法を提示してくれます。

実際の修理例

  • バックライト部分のみを交換
  • 液晶パネル全体を交換

およそは、バックライト部分のみを交換するか、液晶パネル全体を交換するという形になるようです。

費用は、バックライト部分だけなら2万〜3万円ぐらい、液晶パネル全体を交換すると5万〜10万円ぐらいはかかると思ってください。

それは高すぎる、と思われるのでしたら、もちろん、自分で部品を安く買ってきて、故障を直すと言う行為も可能です。

しかし、パソコン内部に詳しくない人でしたら、多分、ノートパソコンを分解してみてもチンプンカンプンなだけでしょうし、あまりムチャな事はやらない方がいいでしょう。

修理に出す場合の注意点

しかし、修理に出した場合、もう一つの問題がありまして、修理期間中は、愛用のノートパソコンが全く使えない、ヘタをすると仕事にも支障をきたしてしまうかもしれない、という深刻な事態になる事も考えられるのであります。

ノートパソコンのモニターがいきなりダメになるという故障は、普通、突然起きますので、非常にマズいタイミングで壊れてしまう可能性もありえます。

モニターが見えないだけで、パソコン本体はきちんと動いている訳だから、なおさらシャクなのです。

裏技

そんな時は、実は、外部モニターに接続してしまうという裏技もあります。

ノートパソコンは、内蔵モニターだけではなく、外部モニターを使用する事だって、きちんと出来るのです。

外部モニターなんかにつなげてしまうと、ノートパソコン特有の機動性が削がれてしまいますが、それでも使えるだけ儲け物と言えるでしょう。

少しだけ修理に出さないで済むようになった間に、バックアップをとっておいたり、やりかけの仕事を終わらせてしまったり、しばらくパソコンが使えない事を皆にメールで伝えておいたり、一段落つけてから、ゆっくり修理にも出せるようになる訳です。

おわりに

モバイルPCを愛用している皆さん、どうぞ上記の話を心に留めておいて、もし突然モニターが見えなくなるような事があったとしても、焦らずに、適切な対処を心がけましょう。