はじめに

モバイルPCを使う上で最も大事なのが、母艦PC(会社のPC、家のメインマシンなど)との同期とバックアップです。

この2つをきちんとしておかないと、あっちのデータがこっちに無かったり、どっちのデータが最新かわからなくなったりします。

また、モバイルPCはバックアップを怠ると、本体紛失時に大変なことになります。

ここでは、「同期」「バックアップ」「通信」の3つについて、便利なワザと珍しい使い方を紹介します。

DropBoxを使ってデータを同期する

DropBoxはインターネット上のディスク領域を使って、2つ以上のPCの特定フォルダの内容を同期できるソフトウェア+Webサービスです。

Windows Mac Linux iPhone/iPad Androidの5つのモバイルまたはPCに対応しています。

クライアントソフトをインストールすると、DropBox専用のフォルダが作られます。

同時にアカウントを作成する必要がありますので、メールアドレスとパスワードと名前を入力します。メールアドレスがそのままアカウントになります。

どの端末からでもインターネットに接続されている環境で、専用フォルダにファイルを追加したり、削除したりすれば、家のPCや会社のPCの中身が同じように同期されます。

バックアップは「入れ子型」が便利

複雑すぎるバックアップは逆効果

バックアップは日常のメンテナンスに欠かせない作業ですが、データ消失を防ぐことに熱心になりすぎると、逆にバックアップ作業に時間と手間がかかります。

バックアップ頻度は多いほど良いですが、自分で作ったルールに縛られるようでは逆効果です。

バックアップは、「ほどほどの頻度でざっくりと」行うのが良いでしょう。

複数のPCのバックアップ例

お父さんのデスクトップMacと外出用のWindowネットブックが各1台、お母さんのWindowsノートPCが1台そして子どもの宿題用WindowsノートPCが1台という環境のバックアップを想定してみます。

用意するもの

  • バスパワー駆動の外付けハードディスク1台~数台
  • Acronis True Image20103ライセンス
  • Macに接続する大容量外付けハードディスク1台

手順

(1)WindowsPC3台でAcronis True Imgae2010の起動用CD-ROMからブートして、システムドライブおよびデータドライブのパーティションイメージをバスパワー駆動の外付けハードディスクにバックアップします。

(2)バスパワー駆動外付けハードディスクの中身を、Macに接続した大容量外付けハードディスクにコピーします。

(3)最後にお父さんのMaを、MacOSXインストールDVDからブートして、ディスクイメージを大容量外付けハードディスクにコピーします。

この作業により、全てのPCのハードディスク内容が入れ子構造でMacに格納されることになり、万が一のデータ消失の際には、リストアして復元できます。

余っているモバイルPCを無線LAN中継に使う

最後に、PCの買い換えでモバイルPCが余ったときに、無線LANの中継局として使う方法を紹介します。

Windowsに搭載しているネットワーク接続共有を使う方法もありますが、もっと便利なのはConnectfyというツールです。

このツールは、インターネットに接続されているPCをそのまま無線LANのアクセスポイントに仕立てることができます。

モバイルPCにインストールしたあと、本物の無線LANルータとの接続を確立しておいて、それとは別名のWi-Fiスポット名(例:「Wi-Fi2」など)とパスワードを設定します。

あとは、それぞれのPCから無線LANで「Wi-Fi2」アクセスポイントに接続するように、設定します。

家が広くて障害物が多い場合、どうしても電波は届きにくくなるものです。

そんなときに、余っているモバイルPCを中継点として電波の通りやすい場所に置くことで、快適なインターネット接続が可能になります。

おわりに

モバイルPCは工夫次第で、まだまだ楽しい使い方ができますが、最大の利点は、どこにでも持ち運べるということです。

どうぞ楽しいネットライフをお過ごしください。