はじめに

Excelには『貼り付けのオプション』という機能があります。これを使いこなせれば、Excel初心者を脱出するのも間近です。ここでは、それぞれの機能について説明していきます。

Excel 2010を使用しています。

今回使うデータ

  • B2、C2、B3、C3には数字のデータ
  • D2は「B2+C2」
  • E2は「B2×C2」

が入力されています。この場合に、D2・E2をコピーしD3・E3にペーストするやり方で説明していきます。

『貼り付けのオプション』を使いこなす方法

1.すべて(デフォルト)

特に指定せずCtrl+V(貼り付けのショートカット)で貼り付けた場合などは、この形式になります。セルの内容(数式)・文字色・セル色・罫線のすべてがコピーされています。

2.数式のみ貼り付け

文字色や罫線といった書式情報はコピーせず、セル内の数式のみをコピーするものです。既に色をつけたセルへ貼り付ける時などに役立ちます。

1にも言えることですが、数式を貼り付ける際は移動先の場所に合わせて式が自動的に変わります。よって、

  • D3は「B3+C3」なので5
  • E3は「B3×C3」なので6

と、なります。これを防ぎたい時は、コピー元の数式を『絶対参照』($A$1など、位置を示す値の前に$をつける)にしましょう。

3.値のみ貼り付け

コピー元に計算式があり、値が表示されている場合、その値のみをコピーします。

  • D3は3
  • E3は2

いずれも、数式ではなく値のみが入力されています。

4.書式のみコピー

2、3とは逆に、文字色やセル色、罫線といった書式情報のみコピーします。

5.リンク貼り付け

数式や値ではなく、場所そのものをコピーします。この場合、

  • D3は「=D2」
  • E3は「=E2」

と、なります。この貼り付け方法は、例えば違うシートのデータをコピーしたり、WordやPower Pointにデータをリンクさせる場合に使います。

6.行列を入れ替えてコピー

数式や値を、書式の縦と横を入れ替えてコピーします。例の通り、元の表と比べて書式が乱れる場合があるので、調整しましょう。

おわりに

貼り付けのオプションの種類を覚えると、業務時間の短縮になり、またストレスなく仕事が捗ります。ぜひこれらをマスターしましょう。

(キャプチャ by 著者)