はじめに

電話のかわりにメールやチャット、新聞を読むかわりにネットでニュースを検索するデジタルライフスタイルが広まってから、一体どのくらいの月日が過ぎたのでしょうか。

ITU(国際電気通信連合)の発表によると、世界のインターネット利用者数は、2010年中に20億人を突破する勢いで伸びているそうです。

ネットワークにつながっている便利さ。それとは裏腹に、つながっているからこそ気をつけなければならないことがあります。それはコンピュータウィルス対策です。

咳やくしゃみをするときに手で口を押さえること。これはマナー。同様にコンピュータウィルスへの対策を施すことは、世界とつながるネットワーク上のマナーです。

他人事として見過ごすことのないように、日頃からコンピュータウィルス対策を行いましょう。

コンピュータウイルス対策の基本

コンピュータウィルス対策とは、予防、発見、修復(あるいは駆除)すること。風邪の対策と似ていませんか?

感染しないにこしたことはありませんが、感染してしまった時には、慌てずに修復(ウィルスを駆除)することが大切です。

この予防・発見・修復を一手に引き受けてくれるのが、ウィルス対策(またはアンチウィルス)ソフトと呼ばれるソフトウェア製品です。

どのような OS(例:Windows、MAC)を利用している場合でも、必ずウィルス対策ソフトをインストールしておきましょう。

予防する

まずは、ウィルス対策ソフトをインストールしましょう。

インストール後、まずウィルス定義と呼ばれるデータを更新(アップデート)しましょう。詳しい手順は、ご購入製品に付属のマニュアルを参照してください。

風邪と同じように、新型コンピュータウィルスや既存コンピュータウィルスの亜種が日々発見されています。

これら新たなウィルスを見逃すことのないよう、ウィルス対策製品各社は、しのぎを削って、ウィルス定義ファイル(ウィルスを特定し、対策するためのプログラム)を作成しています。

ウィルス定義ファイルは毎日更新する必要があります。お使いのソフトの設定を「コンピュータ起動後に毎回アップデート」などに設定しておくとよいでしょう。

発見する

ウィルス対策ソフトがコンピュータのデータをチェックする「頻度」と「範囲」を設定します。

通常、どのソフトを使用されている場合でも、毎回起動時には、簡単なスキャン(ウィルスの感染チェック)が実行されます。

これ以外に、コンピュータ上の全データを対象とするフルスキャン実行のタイミング(例:毎週1回、毎月1回)を設定しておく必要があります。

詳しくは、お使いのソフト付属のマニュアルを参照してください。少なくとも月に1度は、コンピュータ上の全データをチェックすることが重要です。
感染したコンピュータで使用されていたUSBメモリやディスク経由で感染することがあります。他者から受け取ったメモリやディスク内のデータを利用する前に、個別にスキャンする習慣をつけましょう。

修復する

万一、コンピュータウィルスの感染が判明した場合には、ウィルス対策ソフトの指示に従って、修復または駆除しましょう。

修復・駆除後、必ず、コンピュータ上の全データを対象に、ウィルスのフルスキャンを実行するようにしましょう。

おわりに

悪意のウィルス作成者と善意のウィルス定義(ウィルス対策用の定義ファイル)作成者は、いたちごっこを続けているのが現状です。

風邪と同じで、まったく世の中からなくなることはありませんが、それぞれがマナーを徹底するだけで、悪意あるウィルスの拡散を抑制することができます。

ネットを利用する者のマナーとして、予防・(早期)発見・修復を徹底しましょう!

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