自作PCにおける電源は人間の心臓とも言える部分で、コンピューターを動作させるのに必須な電力を供給する重要な部分です。また、目的によって電源の選び方が異なります。

ここでは、用途に合った最適な電源選びの方法をご紹介します。

電源の選び方

電源を目的から選ぶ上で最も大切なことは、電源の容量です。電源の性能を表す電力容量は、電源がどれだけの電力を供給できるかの上限量がワット単位で表されています。

容量の多い電源は高性能なパーツや電力を大量に消費する構成になっても不安定になることなく、安定的に動作します。

電源容量が不足した場合

電源容量の不足は直接的なパソコンの故障には繋がりません。しかし、負荷のかかる作業により電力を高く消費する必要がある場面で不安定になることがあります。

また、要求される最高の電力量に対して、電源容量が不足していても動作することがあります。

たとえば、全体で350Wの電力が必要な構成に、最高で300W供給可能な電源を取り付けたとします。この構成でも通常の使用にはまったく問題ありません。

この構成でも350Wの電力を常に使用することはなく、ビデオカードやCPUなどのパーツがそれぞれ最も負荷の高い状態になって、はじめて350Wの電力を必要とします。

しかし、実際に動作するからといって供給できる限界を超えた構成のまま使用を続けていると、故障の原因になります。余裕を持った電力供給量を持つ電源を選ぶことが大切です。

ゲームや負荷のかかる作業に使うなら

すべての電源には変換効率というものがあります。コンセントから流れてくる電源が100%でも、実際にパソコンへ流れる電力は70~85%程度になります。

変換効率の高い電源はそれだけ電力をムダにすることなく電気を使い、同時に品質が高く、故障が少ないなどのメリットもあります。

変換効率の高さを表す「80Plus認証」というものがあります。変換効率80%以上の製品に与えられ認証で、

  • スタンダード
  • ブロンズ
  • シルバー
  • ゴールド
  • プラチナ

の5種類でランクがつけられ、スタンダードが最も低くプラチナが最も高い性能を持ちます。それ以上のランクに「チタン」というものもありますが、一般向けPCでは使用されていません。

電源容量 皮算用計算機」というサイトを使うことで、おおまかな必要な電力量が把握できます。300Wまでの必要量ならば、それプラス50Wから100W程度の余裕も持った電源容量をおすすめします。

ゲーミングマシンの場合、高負荷時と低負荷時の落差がかなり大きいので、必要量よりも2〜300W程度の余裕を持つことをおすすめします。

おわりに

電源の故障はパーツ全体の故障に繋がります。余裕を持たせることは故障を予防する効果もありますので、他のパーツよりも優先的に選択することをおすすめします。

(image by 足成)