ノートパソコンを使おうと電源ボタンを押したのに、ウンともスンとも反応が無いという症状が起きる事があります。このような時、故障と判断するのはまだ早いです。実は一時的な症状で、5分で出来る対処で簡単に直る事が結構あります。

記事では具体的な症状とその対処方法をご紹介していきます。ですがまず、異常と間違えやすい状態があるので先にそれをご説明します。

この記事では富士通のFMVNFA70Wを使用しています。

異常と間違えやすい状態

しばらく席を離れて戻って来たら、パソコンの画面が真っ暗になっているという事があります。

パソコンには、しばらく操作せずに放置しておくと、

  • 省エネのため画面だけ暗くする画面オフ機能
  • 省電力の状態に入るスリープ機能
  • 長時間経過するとスリープよりも更に省エネの休止状態

のようになることがあります。

単に画面が真っ暗になった場合は、これらの機能が働いただけの可能性があるので、まずそれを確認しましょう。

確認方法その1:電源ボタンを押してみる

パソコンが正常な状態で、きちんと電源が取れていれば、電源ボタンを押せば、何らかの反応があるはずです。

電源オフの状態なら、パソコンが起動して画面に何か映り出して来ますし、電源が入った状態なら、電源を切るための画面へ推移したり、何かしら画面に変化が起こります。

電源ボタンを押しても画面に何も映らなければ、何かしらの異常が起きている可能性が高いです。

確認方法その2:状態表示ランプを確認する

次に、パソコンの状態表示ランプを確認します。

図の赤枠で囲った部分です。

拡大するとこうなります。

1の電源マークが点滅していたら、スリープの状態、点灯(つきっ放し)なら画面オフ機能が働いている可能性が高いです。

この場合はまずマウスを適当に動かしてみて画面が表示されれば良いでしょう。もしそれでも変化がなければ、パソコンの電源ボタンを1回だけポチッと押してみます。

これで少し待てば画面が表示されるはずです。いつも通り使うことができます。

状態表示ランプは全てのパソコンにある物ではありませんが、ある場合は、パソコンの状態を出来る有効な手段の1つなので、確認するようにしましょう。

状態表示ランプ

参考に、上図の1~4のランプの意味を記載しておきます。

1:電源ランプ

電源が入っている時は点灯、電源が切ってある時は消灯。

2:バッテリー充電ランプ

電源コードがパソコン側、コンセント側ともに接続されている時に点灯します。

3:バッテリー残量ランプ

バッテリーの残量を表します。残量がどの位かによって、色が青、赤など変わりますが、点灯していれば正常です。

4:ハードディスクランプ

パソコンが動いている時に、点灯、または不規則に点滅します。

対処法

続いて電源ボタンを押しても全く反応がなく、通電している感じがしない、画面も真っ暗のままという時の対処法です。

STEP1:パソコンに接続しているものを全て抜く

まずパソコンにつながっているコードやカード類など、とにかく全ての接続物をパソコン側から抜きます。

電源のコードやマウスなど、パソコンにつながっている物は全て抜き、パソコンが完全に孤立した状態にします。

後でさし直す時のために、どの線がどの穴につながっていたか覚えておきましょう。
線をコンセントから抜くだけではなく、図のように必ずパソコン側を抜く事が重要です。

STEP2:パソコンを裏返してバッテリーを確認する

パソコンのフタを閉じて、裏返しにします。裏側にバッテリーという電池が付いており、着脱可能になっています。

下図はパソコンの裏側ですが、赤枠で囲った長方形の部分がバッテリーです。

STEP3:バッテリーを取外す

パソコンによって異なりますが、著者のパソコンではツメのような物が2箇所あり、ここを指で押さえながら、めくり上げるようにして取り外します。

STEP4:バッテリーを放置する

取り外したバッテリーは横に置いておき、このまま2分ほど放置します。

STEP5:バッテリーを再度取り付ける

バッテリーを元のように取り付けます。

STEP6:電源コードをさして電源を付け直す

パソコンを表向きに戻します。最初に全ての線やカードを取り外しましたが、まずは電源のコードだけをさして、電源ボタンを押してみます。

これで電源が入れば無事に改善です。ここまでの作業で改善したのであれば原因は、パソコンに静電気がたまってしまい、一時的に通電しなくなったことです。これは故障ではないので、今まで通り使うことができます。

改善しなかった場合は

もしこれでも改善しなかった場合は、残念ながら修理が必要な可能性が高いです。その場合、お使いのパソコンのメーカーに電話するのが良いでしょう。

パソコン本体に貼付けされたシールや保証書などに、メーカーの修理窓口の電話番号が記載されているので、そこへ電話しましょう。保証書もお手元に用意した上で電話するとスムーズです。

パソコンを買った家電量販店で延長保障に入っている場合は、その家電量販店へ電話して下さい。この場合はメーカーへ直接電話しても延長保障が適用されないので気をつけましょう。

トラブルには慌てず対処

1つ1つ手順をご説明したので長いように感じるかもしれませんが、実際には5分で終わる作業です。

パソコンのトラブルはつい慌ててしまうものですが、今回のような症状以外でも、落ち着いて対処する事で改善するケースは多いです。すぐに故障と決め付けて落ち込まず、まずは対処法を調べて行う事をオススメします。

(photo by 筆者)