はじめに

iPhoneを充電ケーブルを使って充電するときに、ケーブルをACアダプタに繋ぐ場合と、パソコンに繋いで充電する場合があると思います。

パソコンで充電しているつもりが、全然充電が進まなかったり、パソコンが、iPhoneをUSBデバイスとして認識しなくなり、充電しなくなる、といった不安定な動作をすることがあります。

このような場合の対策方法について説明します。

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原因

こうした原因で一番多いのは、パソコン側の供給電力の不足です。USB2.0の給電能力は、規格上500mAとなっており、iPhoneも当然、その規格内で充電できるように設計されています。

しかし、ひとつのUSB端子に複数のデバイスを繋ぐと、電力不足で動作が不安定になることがあります。

具体的に、USBの外付けハブを使用した場合と、パソコンに直接接続した場合の2通りの場合について、対策を説明します。

USBハブを使用している場合の対策

STEP1

一つのUSB端子に、USBハブを繋ぎ、iPhone以外にもAndroid端末や、地デジチューナーなどの比較的消費電力の多いデバイスを繋いでいる場合は、それを外し、パソコンの別のUSB端子に繋ぎ直します。

STEP2

STEP1では駄目で、他に使えるUSB端子がない場合、USBハブ自体に、外部電源としてACアダプタが繋げられる(オプションの場合もある)なら、つなげば解消できることが多いでしょう。

STEP3

使用しているUSBハブが、外部電源が使用できない場合は、残念ながらUSBハブを外部電源が使用できるものに買い換えるしかないでしょう。

パソコンにUSBデバイスを直付けしている場合の対策

パソコン本体のUSB端子に別々に周辺機器を繋げば問題ないのでしょうか?
これも問題があるケースがあります。

パソコン内部のUSBのホストコントローラチップは、通常1つのコントローラから2個のUSB端子を取り出すことができます。

つまり、パソコンに4個のUSB端子がある場合、それを制御するUSBコントローラは2個使われている、というケースが多いのです。

そして、問題は、同じコントローラから出ている2つのUSB端子の電源は共有されるため、たとえ別々のUSB端子に、iPhoneなどのデバイスを別々に繋いでいても、給電能力が不足することがあるのです。

そのため、次のようなステップを踏んで対策をしてみましょう。

STEP1

どのUSB端子が同じコントローラから出ているのかは、デバイスマネージャで調べられます。

デバイスマネージャを起動するには、まずWindows XPの場合で、コントロールパネルから「システム」をクリックすします。するとシステムのプロパティが表示されます。

STEP2

「システムのプロパティ」で「ハードウェア」のタブをクリックし、表示される「デバイスマネージャ」をクリックします。

STEP3

表示されたメニューから「表示」→「デバイス(接続別)」を選択し、USBホストコントローラをたどると、接続されたデバイスが表示されます。

USBルートハブを介して、ぶら下がっている二つのデバイスが、コントローラが制御しているUSBデバイスを示しています。

STEP4

iPhoneが接続されているUSBホストコントローラに、別のデバイスが接続されていたら、それを外すか、別のUSBホストコントローラのUSB端子に接続し直しましょう。

おわりに

USBの給電能力の問題は、外から見えにくいので、なかなか不安定動作の原因が分かりにくいのが現状です。

なお、まれに、ノートパソコン自体、電源が弱くて、USB端子の給電能力が規格を満たしていないケースもあり、そのせいで、ここまで説明した対策を行っても、充電がうまくいかないケースもあります。

お役に立てたなら幸いです。

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