Illustratorのグラフツールはコピー&ペースト対応

Illustratorに「グラフツール」があることはご存じですか?意外と使われていないこのグラフツール、Illustratorで、ちまちまと数字を入れていこうと思うと大変ですが、Excelのデータをそのまま利用できるのです!ExcelとIllustratorをよく利用する機会が多いなら、ぜひとも覚えておきましょう。

用意するもの

  • Adobe Illustrator CS6
  • Microsoft Excel

Excelの表をIllustratorのグラフにする方法

STEP1 Excelの表を用意する

ここでは、棒グラフを例に作ってみます。まず、Excelでグラフの元となる表組みデータを用意します。なお、このとき、セルの桁区切り(コンマ)表示や、通貨記号などはオフにしておいてください。もしも、それらの表示がオンになっている場合は「書式」メニューから「セルの書式設定」を開き、「分類:数値」、「桁区切り(,)を使用する」のチェックをはずします。

STEP2 Illustratorでグラフツールを選択する

つづいて、Illustratorに画面を切り替えます。「ツール」から、「グラフツール」を選びます。

STEP3 Illustratorで基本のグラフオブジェクトをつくる

「グラフツール」を選んだら、アートボード上を、適当なサイズでドラッグしてオブジェクトを作成します。棒グラフの棒が1本だけ表示されるシンプルな棒グラフが描画されます。

STEP4 Excelでグラフにしたい表組みをコピーする

Excelに切り替えて、グラフにしたい表組み部分をマウスでドラッグして、コピーします。マウスの右ボタン(トラックパッドの場合は2本指でタップ)でメニューを開いて「コピー」を選ぶか、ショートカットキーcommand(Ctrl) + Cを選びます。

STEP5 Illustratorのグラフパネルにペーストする

Illustratorに切り替えます。グラフパネルのいちばん左上のセルを選択して、ペーストします。マウスの右ボタン(トラックパッドの場合は2本指でタップ)でメニューを開いて「ペースト」を選ぶか、ショートカットキーcommand(Ctrl) + Vを選びます。

Excelと異なり、Illustrator側では、小数点以下まで表示されてしまいますが、問題はありません。

ペーストされたら、グラフパネルのいちばん右上にある「適用」をクリックします。

STEP6 Illustrator でグラフ化が完成

これで、Excelの表組みがIllustratorでグラフになりました。標準ではグレースケールのものとなっているため、手作業で色を変える必要があります。

注意点

Illustratorのグラフツールは、古いバージョンから手が加えられていないため、あまり強力なツールではありません。カラーも標準ではグレースケールのものしか作れず、それぞれのカラーが同期して変わるなどの便利機能もありませんので、色の変更などは、ひとつひとつ手をかけなくてはいけません。

…とは言うものの、Excelの表をそのままIllustratorで二次利用できるのは、本当に便利です。ぜひ、この機会に習得しましょう。

(Screenshot by 著者)