Illustratorの基本機能の名前を覚えよう

Illustrator初級者が押さえておきたい、Illustratorを使う上で知っておきたい基本描画ツールを5つご紹介します。

1:アートボード

アートボードとは

アートボードとは、Illustratorにおける「ページ」のようなもの。「ファイル」メニューから「新規作成...」を選ぶと、まず、このアートボードの設定からはじまります。

使い方

新規書類を作成後にアートボードの大きさを変更したいときは、ツールバーの「アートボードツール」を選びましょう。

アートボード編集モードに切り替わり、アートボードの外側をドラッグして、サイズを調整できます。また、画面の上部にある「コントロール」パネルがアートボードに切り替わり、数値を入力して大きさをA4からA3に切り開けるなどの調整ができます。

ひとつのファイル(ドキュメント)に対して、複数のアートボードを指定することができますが、慣れないうちは、ひとつのファイルに対して、ひとつのアートボードで管理するようにすると良いでしょう。

2:オブジェクト

オブジェクトとは

オブジェクトは直訳すれば「物(物体)」のこと。illustratorのアートボード上に描く線や図形、あるいは配置する写真などすべてを「オブジェクト」と呼びます。illustratorを習得する近道は、アートボードを画板に見立てた場合、そのうえに写真や色紙を切り抜いて配置していくイメージです。この、配置していくものを「オブジェクト」と呼びます。

使い方

たとえば、ツールバーから「長方形ツール」を選び、アートボード上をドラッグしてみましょう。

ドラッグに応じて、長方形が描かれます。この描かれた長方形が「オブジェクト」のひとつで、「選択ツール」を使って移動することができます。

こうして描かれた「オブジェクト」が、そのまま、イラストのもとになります。長方形や楕円形を組み合わせて、図形やイラストを描画していきましょう。

3:パス

パスとは

illustrator上に配置されるオブジェクトのうち、写真やテキストを除くほとんどのオブジェクトは、この「パス」と呼ばれるもので構成されています。

「パス」とは「道」を示す言葉のため、最初は意味がわかりづらいかもしれません。しかし、illustrator上では、どのようなオブジェクトも基本的には点と、その点をつなぐ線によって構築されています。この点と点をつないでいる「線」が、そのままオブジェクトのかたちとなると考えると、「パス(道)」と呼ぶ意味がわかってきます。

とはいえ、最初は、あまり深く考えることはありません。ただし、メニューを開いてみると「パスのアウトライン」や「パスの連結」など、あちこちに「パス」という表記が見受けられます。これらは、オブジェクトの外周の「線」のことであると理解すると良いでしょう。

使い方

まず、ツールから「ペン」ツールを選択します。

画面上をクリック、またはドラッグしていくことで、線がひかれていきます。この線のことを一般に「パス」と呼びます。

ペンツールは、上級者向けの機能です。はじめは長方形ツールや楕円形ツールなどを利用して図形を描画するようにしましょう。

4:スウォッチ

スウォッチとは

スウォッチとは、本来は「端切れ(布の)」のことを示します。転じて、illustratorでは、オブジェクトに対して指定する「色の塗り」や、「模様」を指し示すことになっています。

さきほど、「アートボード」のうえに「色紙」を配置するイメージと説明しましたが、その「色紙」が、色とりどりの「千代紙」であったり、チェックの「織物」だと考えると、この「スウォッチ」という聞き慣れない単語も、しっくりくるようになるかもしれません。

このスウォッチを利用すると、描画したオブジェクト(長方形など)の色を変更することができます。

使い方

使い方は簡単です。「ウインドウ」メニューから「スウォッチ」を指定することで専用のパネルを表示できます(通常、初期設定で画面に表示されています)。

たとえば、さきほど描いたアートボード上の長方形オブジェクトをマウスで選んだ状態で、この「スウォッチ」パネルから、オレンジ色を指定してみましょう。長方形の色がオレンジ色に変わります。このように、オブジェクトに色や模様をわりあて、塗るようなことができるのです。

5:アピアランス

アピアランスとは

アピアランスとは「外観・風貌」を意味する単語です。配置したオブジェクトには、スウォッチから「色」や「模様」を指定することができますが、さらに、この「色」や「模様」を複数、組み合わせることで、複雑なオブジェクトを作り出すことができます。

その機能が、この「アピアランス」です。

使い方

使い方は、「ウインドウ」メニューから「アピアランス」を指定することで専用のパネルを表示されます。

ここに「線」や「塗り」などの表示があります。たとえば、「線」を選ぶと、オブジェクトの周囲に表示されている「線」の色と太さを指定するメニュー項目が表示されます。

同じように「塗り」を指定するとオブジェクトの「面」にあたる部分の色を変えることができます。

アピアランスパネルから呼び出される「色」の選択パネルは「スウォッチ」パネルと同じものです。

名前を覚えると習得が早い!

書籍やヘルプ、あるいはIllustratorの関連サイトを見ていると専門用語で書かれていることが多いため、その用語からつまづくことも…。まずは、Illustratorの基本用語をしっかりおさえて、そこから情報収集することをおすすめします。

(Photo by 著者)