はじめに

ライブペイントとは、塗り絵のようなものです。

はじめに、黒い線オブジェクトだけでおおまかな下絵を用意し、そこに色を塗り、不要な線を削除するもの、と覚えましょう。

今回はIllustrator CS6を使用しますが、ライブペイント機能自体はCS2以上で利用が可能です。

ライブペイントの使い方

STEP1 塗り絵のような線画を用意する

ライブペイントの下絵となる線画を用意します。ここでは地球のイラストを例に、作成を実践してみましょう。まず、「楕円形ツール」で、円を描きます。

画面左にあるツールバーから「楕円形ツール」を選び、円を描きます。このとき、shiftキーをおしながらアートボード上をドラッグすると「正円」が描けます。

つづいて、ここに「鉛筆ツール」で、陸地を描いていきます。同じくツールバーから「鉛筆ツール」を用意して、ドラッグして線をひいていきましょう。

STEP2 ライブペイントツールを準備する

「ライブペイントツール」の準備を行います。

このとき、「ライブペイントツール」と「ライブペイント選択ツール」の両方を利用するので、ツールバーから、ツールを分離(ティアオフ)しておくと便利です。

ツールバーの「シェイプ形成ツール」を長押しすると、メニューが表示されるので、ここから右側にある分離ボタンをクリックすると分離されます。

STEP3:オブジェクトをすべて選択

「ライブペイントツール」を選び、さきほど描いたオブジェクトを、すべて選択します。

STEP4:ライブペイントグループ化

「ライブペイントツール」を選び、オブジェクトをクリックするとライブペイントグループが作成されます。

これで、塗り絵のような作業を行う事ができるようになります。

STEP5:スウォッチパネルから色を選ぶ

ここでは、地球の「海」を塗りたいので「スウォッチ」パネルからブルーを選択します。

「スウォッチ」パネルが画面に表示されていない場合は、「ウインドウ」メニューから「スウォッチ」を選ぶと画面に表示されます。

STEP6:塗りつぶす

青く塗りたいところをクリックすると、選択した色に合わせて色が塗られます。

STEP7:他の部分も塗りつぶす

同じように、ほかの海の領域もクリックしたら、つづいて陸地も塗りましょう。

さきほど、スウォッチパネルから色を選んだように、陸地の色(みどり)を選択し色を切り替えてから、先ほどと同じように塗り絵をしていきましょう。

すべての色が塗り終わったら、ひとまず「ライブペイントツール」の作業は終了です。

「ライブペイントツール」のまま、キーボードの左右カーソルキー(←、→キー)を押すことでもスウォッチの選択色が移動し、色の選択が可能となっています。

STEP8:「ライブペイント選択ツール」で不要な線を削除

ツールを、「ライブペイント選択ツール」に切り替えて、削除したい線をクリックして選択します。

選択後、キーボードのdeleteキーを押すと、線(または塗り)を削除することができます。

ここでは、地球の外側に出ている線をすべて削除していきましょう。

STEP9:ライブペイントの通常オブジェクト化

ライブペイントは、通常のグループとは異なるオブジェクトとして動作します。これを、通常のオブジェクトと同じように操作するためには「ライブペイントの拡張」が必要です。

「オブジェクト」メニューから「ライブペイント」の「拡張」をクリックします。

STEP10:完了

選択ツールなどでオブジェクト単位で移動ができるようになり、完了となります。

さいごに

「ライブペイント」は、とにかく気軽に「塗り絵」感覚でイラストがつくれてしまう便利なツールです。ただし、通常のオブジェクトとは、いろいろと操作感覚が違う点だけ、注意しましょう。

なお、STEP9で「ライブペイントの拡張」について紹介していますが、このとき、「ライブペイントの解除」をしてしまうと、せっかく塗った色が消えてしまい、シンプルなオブジェクトに戻ってしまいます。

ただし、削除した線などはそのままであり、完全な状態で元の状態に戻るわけではないので注意しましょう。

(Image by 著者)