Excelではできない!Googleスプレッドシートのすごい関数21選 | ミライFAN [ミライファン]

MicrosoftのOfficeシリーズは利用している方も多いのではないかと思います。特に、仕事上「Excel」を使う機会が多い方もいるのではないでしょうか。

しかし最近では、オンラインでドキュメントを共有できる「Googleドキュメント」を利用している人も増えているようです。

僕がOfficeよりもGoogleドキュメントを使っている3つのシーン – nanapi Web
Googleドキュメントには、「Excel」のように表計算が出来る「Google Spreadsheet(スプレッドシート)」という機能があります。スプレッドシートの中でも、Excelにはない便利な関数がいくつもあるのでまとめてみました。

演算子の働きをする関数
スプレッドシートには、「+」や「ADD(数値1,数値2)

数値1と数値2とを加算します。

  • 演算子と同じです。
    2:CONCAT
    CONCAT(値1, 値2)
    値1と値2を結合します。つまり、「3」と「5」の場合、「35」と表示されます。

また文字でも結合することができます。例えば「田中」と「太郎」を結合させて「田中太郎」とすることができます。

& 演算子と同じです。
3:DIVIDE
DIVIDE(数値1,数値2)
数値1を数値2で割ります。割り算の役割をしてくれます。

/ 演算子と同じです。
4:EQ
EQ(値1, 値2)
値同士が等しい場合は「TRUE」を、異なる場合は「FALSE」を返します。

数値だけでなく、文字同士でも同じかどうかを返すことが出来ます。例えば、「太郎」「太朗」の場合だとFALSEが表示されます。

==演算子と同じです。
5:GT
GT(値1, 値2)
数値1が数値2より大きい場合は「TRUE」を、そうでない場合は「FALSE」を表示します。「GT」は「Greater Than」の略です。

演算子と同じです。
6:GTE
GTE(値1, 値2)
数値1が数値2以上の場合は「TRUE」を、そうでない場合は「FALSE」を表示します。

= 演算子と同じです。
7:LT
LT(値1, 値2)
数値1が数値2より小さい場合は「TRUE」を、そうでない場合は「FALSE」を表示します。「LT」は「Less Than」の略です。

LTE(値1, 値2)
数値1が数値2以下の場合は「TRUE」を、そうでない場合は「FALSE」を表示します。

MINUS(数値1, 数値2)
数値1から数値2を引きます。

  • 演算子と同じです。
    10:MULTIPLY
    MULTIPLY(数値1,数値2)
    数値1に数値2をかけます。

演算子と同じです。

11:NE
NE(値1, 値2)
値1が値2と等しくない場合は「TRUE」を、等しい場合は「FALSE」を返します。

数値だけでなく、文字同士でも同じかどうかを返すことが出来ます。例えば、「太郎」「太朗」の場合だとTRUEが表示されます。

!= 演算子と同じです。
12:POW
POW(基準値, 指数)
数値をべき乗した結果を表示します。つまり「2の3乗」のような乗数を表しています。

^ 演算子と同じです。
便利な関数
スプレッドシートには、さまざまな関数がありますが、今回はExcelにはないスプレッドシートならではの機能を紹介します。

13:FILTER
FILTER(ソース配列, 配列条件_1, 配列条件_2, …, 配列条件_30)

指定された数値の配列をフィルタにかけ、条件を満たす行や列を表示します。

今回の場合は、「=FILTER(A2:A10,B2:B10>15)」と入力したため、15より大きいB2:B10の行が、A2:A10の配列から表示されました。

14:SORT
SORT(データ, キー列_1, 並べ替え順序_1, キー列_2, 並べ替え順序_2, …キー列_30, 並べ替え順序_30)
指定した範囲や配列内の行を、条件にしたがって並び替えをして表示します。

15:UNIQUE
UNIQUE(ソース配列)

指定された範囲の中で、重複する行を破棄して表示させます。

「3,1,0,1,6」という文字列の場合、「1」が重複しているので「3,1,0,6」と表示されます。

16:GoogleFinance
GoogleFinance(記号, 属性)

GoogleFinanceから、マーケット情報を取得して表示させます。

Google社の株価を見る場合は、「GoogleFinance(“GOOG”,”Price”)」と入力します。GOOGはGoogleの銘柄名、Priceは株価をあらわします。

他にも「volume」で出来高を表示することなども出来ます。
17:ImportHtml
ImportHtml(URL, クエリ, 指数)

HTMLページから、指定した表やリストのデータをインポートします。

例えば、「=ImportHtml(“http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C”, “table”, 5)」の関数だと、「静岡県 – Wikipedia」の中の表5がインポートされ表示します。

18:ImportData
ImportData(URL)
CSVファイルやTSVファイルから情報を取得して表示されます。

各シートで使用できるImportData関数は50個までです。
19:ImportFeed
ImportFeed(URL, クエリ, 見出し, numItems)
データフィードから情報を取得し、表示します。

20:ImportRange
ImportRange(スプレッドシート キー, [シート!]範囲)
特定のスプレッドシートからセルの値を取得し、別のスプレッドシートに取り込みます。

各シートで使用できるImportRange関数は50個までです。
21:ImportXML
ImportXML(URL, クエリ)
XMLファイルから情報を取得することができます。

各シートで使用できるImportXML関数は50個までです。

おわりに
Googleスプレッドシートから、便利な関数を21個紹介しました。仕事の効率をぐんと上げる便利な関数をぜひ使ってみてください。

参考:Google スプレッドシートの関数リスト – Google ドライブ ヘルプ

(image by 著者)

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