AR・VRの関連ニュースに出てくる「MR」という言葉。なかなか聞き慣れない人も多いのではないでしょうか。どういう意味なのか?それがどんなものなのか?みなさんの疑問をここで徹底解説します!

MRってなに?

 MRとは「Mixed Reality:ミックスト・リアリティ」の略で「複合現実」という意味です。コンピューターによって創りだされた仮想世界をベースに、その世界観の中に現実世界を反映させる技術のことを指します。

MRのポイントは、仮想世界(CG)と現実世界が融合することです。つまり、MRはVRとARの間のグレーゾーンの部分だと言ってよいでしょう。

VRは仮想世界の中に人が入り込んでいくこと。
ARは現実世界に仮想世界の情報をミックスさせること。

MRがどういったものなのかが分かる動画はこちらから。

MRを開発している大注目の2社

Magic Leap

Magic Leapは、未だデバイスの公式発表がないにもかかわらず、Googleやワーナー・ブラザーズなど世界の名だたる企業から推定14億ドル以上もの巨額の資金調達を行っている謎の米企業です。

現実に様々なものを投影するMRデバイスを開発しているとされていますが、詳細は謎に包まれています。

MagicLeapは、AR・MRデバイスの開発をしているとされていて、CGと現実世界の物体に焦点を行ったり来たりさせるようにする技術など、より自然な視覚技術を研究しているといわれています。

以下の動画は、現在研究中の技術を撮影したものです。

キャプションには「この動画には特撮や合成はない」とあります。Magic Leapはどのような技術が使われているのかを一切公開していません。

詳細はほとんど分からないにも関わらず、そのビジュアル的なインパクトは大きく、世界各国から注目を集め続けています。

HoloLens

HoloLensはWindowsで有名な米企業・マイクロソフトが開発したMRデバイスです。現在は、北米向けに開発版の販売が行われており、一般販売や日本での販売などは未定となっています。

HoloLensは、ワイヤレスで頭につけるタイプのホログラフィックコンピューティングデバイスです。このデバイスがあれば、自分がその場にいながらバーチャルな空間と融合した世界が体験できます。

また、マイクロソフトのOSであるWindows10が搭載されており、インターネットやいくつものアプリケーションが操作可能になっています。

HoloLensのすごさが分かる動画はこちらから。

MR技術は今後、映画製作に使われる!

『ウォークラフト』や『パシフィック・リム』を手がけたLegendary Entertainmentが、米マイクロソフトのHoloLensを映像制作に導入する様子を写した動画を公開しました。

実際に現実世界にいるかのような感覚に陥ってしまうほど、自然な仕上がりになっているのが分かりますね。LegendaryはMagic Leapにも巨額の投資を行なっており、その関心度の高さが伺えます。

今後、映画製作にMR技術が使われることは間違いないでしょう。

まるでSF映画のような世界が待っているかも!

MRは、VRやARに比べてまだその技術も、言葉の明確化もされていない、全く新しい技術です。しかし、今後技術の向上がなされれば、仮想世界であるVRを超えて、現実世界を拡張するAR、そして仮想世界に現実世界を取り込んで、相互に影響を与えるMRへと発展をしていくでしょう。まるでSF映画の様な世界が近い将来、実現するかもしれません。

(image by PAKUTASO)