ビジネス書やIT関連ニュースを見ていると、よく見るようなった「IoT」。何気なく見ていますが、本当の意味を知っていますか?顔文字のようにも見えますが、実はインターネットが普及した現代において、これからどんどん普及していく技術。顔文字と同じように、私たちの生活になくてはならないものになりそうです。

IoTとは?

IoTとはInternet of Things:「モノのインターネット」という意味です。読み方は「アイオーティー」。パソコンやスマホなどの情報通信機機器に限らず、すべての「モノ」がインターネットにつながることを指します。

IoTにおける「モノ」とは「ありとあらゆるモノ」を指しています。たとえば、最近では冷蔵庫や洗濯機、炊飯器などがIoT家電として登場しました。つまり、IoTとは、「ありとあらゆるモノがインターネットに接続する世界」のことを指しているのです。

IoTの仕組み

IoTでは、モノとインターネットが繋がります。そのため、モノには「センサー」を取り付ける必要があります。センサーとは、温度・湿度センサー、加速度センサー、人感センサー、音声を取得するためのセンサー、静止画や動画を取得するものなど、様々な種類があります。これら多くのセンサーによって、モノから情報を取得することがIoTのスタートなのです。

センサーから取得した情報をインターネットを経由して、あらゆることに情報を活用する、というのがIoTの仕組みです。

IoTを使った実例集

世界が注目する Apple Watch

2015年4月に発売され、2016年9月には後継機種も発表されたApple Watch。今最も注目するべきIoT技術かもしれません。

Apple Watchは心拍センサーや加速度センサーを搭載しており、健康状態や位置情報の取得を行うのはもちろん、iPhoneと通信をすることで音楽再生や電話、Siriなど様々な機能を簡単に使えます。

フォルクスワーゲンが車載器とApple Watchの連携を発表しましたが、様々なモノとの連携がApple Watchの可能性を拡げていくでしょう。

Apple Watchの詳細はこちらから。

車がネットに繋がる時代へ 「コネクテッド・カー」

近年、自動車のIT化は大きく進んでいて、「2025年には世界で6547万台、日本では954万台がコネクテッドカーになる」と予測されています。

車がIoT製品となることで、整備の時期を自動でお知らせしてくれたり、カーナビのソフトウェア更新をネットワーク経由で行ったりする機能が開発されつつあります。

自動車の通信機能によって、自動車自身が事故を避けるようになったり、自動運転が実現されるのも遠い未来ではありません。

いち早くIoTを取り入れた 京都市営バス

世界から観光客が集まる京都市では、サービスの拡充を目指して、バスの停留所に大型液晶ディスプレイを設置。バスの運行状況をリアルタイムで通知するサービスを開始しています。

788台のバス全てに通信機器を搭載することで、無料の公衆Wi-Fiなどと連動し、リアルタイムの到着案内を行います。従来の技術よりも少ないコストで導入することができるため、他の自治体での活用も期待されています。

モノが賢くなる時代へ

IoTによる技術の高度化は「インダストリー4.0」または「次の産業革命」と呼ばれ、国の産業競争力を左右する技術だと言われています。センサーやビッグデータ分析の力がモノ、そして世界をより賢くしていくでしょう。子どもの頃に夢見た近未来の世界が、IoTで現実の世界へと今、変わろうとしています。

(image by amanaimages)
(image by pixabay)