日本の子どもたちとアフリカの子どもたちをインターネット中継とダンスによって繋げるプロジェクトが、ダンサーの中込孝規さんを中心として2016年10月からスタートします。プロジェクトの期間は2017年3月までの約半年間。

また、現在クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて活動のための資金を募集中。なんと募集開始からたった3日で目標金額の半分を超えるほどの盛況っぷりをみせています。

世界一周の旅がプロジェクトの発端に

今回のプロジェクトのきっかけは、昨年中込さんがチャレンジした世界一周の旅。「ダンスで世界一周をしたい」という夢を成し遂げるべく、中込さんは仕事を辞めて1年半にわたる世界一周の旅を始めました。

世界一周の旅は中込さんのなかで渦巻く価値観を大きく揺さぶりました。それは、人それぞれにちがいがあるということ。人それぞれのちがいは、環境や文化、宗教、そして性格など多くの要素によって生み出されます。「人それぞれちがいがある」と頭ではわかっていても、大きなきっかけがなければそれを肌で感じることは難しいものです。しかし、日本とはまったく異なる土地を渡り歩いてきた結果、中込さんは人それぞれのちがいを体感できました。さらに、人それぞれのちがいを受け入れて尊重する大切さも学べたのだそうです。

なぜアフリカを選んだのか

中込さん自身の目の前に見える世界は、世界一周の旅を通してみちがえるほど変わりました。そのようななか、中込さんが世界一周の旅でとりわけ感銘を受けた地域はアフリカなのだそう。

メディアで報道されていない意外な側面を多く見つけることができたりと、アフリカでは多くの驚きがありました。それゆえ今回のプロジェクトの拠点がアフリカとなったのです。

Skypeで会える、地球の反対側に住む子どもたち

世界一周の旅を通して中込さんの世界観や価値観が変わったように、子どもたちの可能性や世界を広げるべく、中込さんはダンスによって日本とアフリカの子どもたちを繋げるプロジェクトを始めます。

とはいえ、このプロジェクトでの問題は距離。言うまでもありませんが、日本とアフリカはとてつもなく離れています。そこで大活躍するのがSkype。Skypeを通してお互いを画面上に写しだし、ダンスを見せ合って、同じ音楽で踊り、そして最後は質問し合います。なんてかけがえのない時間なのでしょう! また、Skypeでの交流が主となりますが、今後は手紙やVRなどと交流手段を増やしていくようです。

なんと、実はこのプロジェクトですが中込さんが世界一周を終えた昨年末より始まっていて、すでに15回以上行われています。それらのプロジェクトを通して500人以上もの子どもたちが繋がっていきました。その様子がYouTubeにアップされています。

日本とアフリカでは住む場所、人種や文化が違っていて、もちろん話す言語も異なります。それでもお互いの名前を呼び合い、ダンスを見せ合い、楽しく交流する姿が微笑ましいです。国境を超えても通じ合えるものがあることを実感させられます。

子どもたち、そして世界の将来を変える一歩か

たとえ言語や文化は違っていても離れた国に住む人同士が、お互いに顔を合わせ、言葉を交わしながら交流できるなんてひと昔前であれば考えもしなかったことです。Skypeといったツールでそれが簡単にできる時代が来るとは……!

また、大人になってからの道を切り拓いてくれるきっかけは、案外幼少期の頃の忘れがたい経験だったりします。文化や言語がまったく異なる同世代の子どもたちと交流することによって、きっと子どもたちは心を大きく揺さぶられ、新たな世界を発見できる、そんな貴重な経験になるはずです。

大きな前進は小さな一歩からはじまります。ネット配信が当たり前になった現代、人々を繋いでいくネット配信を駆使したプロジェクトが、世界平和へのひとつの契機となるのではないでしょうか。

  • プロジェクト概要
『日本とアフリカの子どもたち2000人をダンスでつなげたい』
期間:2016年10月〜2017年3月
訪問予定国:ガーナ、セネガル、ルワンダ、ウガンダ、エチオピア、タンザニア
協力先:在ガーナ日本大使館、エクスコムグローバル株式会社、株式会社フルクオール(FluQuar)
中継先:
Mary Star of the Sea International School(ガーナ)
Nyanza Peace Academy(ルワンダ)
沖縄県立八重山商工高等学校(沖縄)
LMD Street Dance School(岐阜)
Hagino Dance Club(愛知)
TKC Dance &Fitness studio(愛知)
豊中市立ニノ切温水プール(大阪)
ECCジュニア木間ケ瀬教室(千葉)
その他ダンススクール、学校や学童(東京、神奈川、千葉、広島、静岡、北海道)
※中継先は他にも募集中
※期間や訪問予定国など、多少の変更の可能性あり
プロジェクト詳細:https://camp-fire.jp/projects/view/9847

(image by CAMPFIRE)