VR元年」とも呼ばれている2016年。秋にはプレイステーションVRの発売も控え、VRの魅力について伝えるメディアも非常に多くなってきている。

そんななか、9月7日に渋谷の「TECH LAB PAAK」にてVRに携わるメディアが多数集結する「VRメディアサミット」なるイベントが開催されたのだ!

「VRメディアサミット」では「Engadget」の日本版編集長である鷹木氏のトークショーや、複数のVRメディアの編集長によるピッチ&パネルトークなどが開催され、VR市場の最新トレンドからVRメディアの動向まで、幅広いテーマのトークが期待できる内容となるようだ。

イベント終盤には懇談会を兼ねたVR体験会も開催されるとのこと。注目のイベントとあって早々に定員に達してしまったようだが、これは潜入しないわけにはいかない。メディア取材ということで潜入させてもらったぞ!

VRへの期待と熱気が渦巻く会場は超満員!

会場に到着したのはイベント開始10分前だったのだが、すでに座席がないほどの超満員である。これだけVR業界に興味を持っている人が多いというのを目の当たりにすると、いかにVR業界の未来が期待されているものなのかがよくわかる。

ちなみにイベントの内容は上階のフロアでも360ライブを使用して生中継されるという、満席で溢れてしまった参加者への配慮もありがたい。こちらのフロアでも少しだけトークショーを鑑賞してみたが、質疑応答に参加できないくらいで問題なくトークを楽しめた。

第一部 エンガジェット日本版編集長による講演

イベントの第一部はエンガジェット(Engadget)日本版の編集長、鷹木創氏による講演だ。鷹木氏が今までに自社メディアを通じて開催してきたイベントについて詳しく、今回の「VRメディアサミット」のようなイベントが開催されることの素晴らしさを訴えていた。講演が終わったあとのQ&Aタイムでは参加者からの質問が殺到。時間が足りず最後は質問を打ち切ることになるほどであった。

第二部 VRメディア編集長によるピッチ&パネルトーク

続いて第二部では2つのテーマに分けてVRメディア編集長たちによるパネルトークが展開。左からPANORAMoguraVRあおぞらVRの各編集長諸氏。まずはVRスタートアップの未来について熱い討論がおこなわれ、ゲームだけでなく医療や教育など様々なシーンでVRを導入させたり、VRの存在をを当たり前にしていくことがメディアに課せられたミッションだと全員が意気込んでいた。

もうひとつのテーマ「VRメディアの未来」ではトークセッションをおこなうVR編集長たちが入れ替わり、VRとメディアの関係性について意見を交わした。左からVR FREEKwebGL総本山VRbeatSocial VR Infoの各編集長諸氏。右端はモデレーターをになったクリーク・アンド・リバーの渡辺氏だ。

中でも印象的だったのは各人ともまだ手探りの部分が強く、VR自体が実際に触れないと魅力を感じられないものであるために、果たしてメディアでVRを紹介していくことに価値があるのか確信は持てていないという点だ。しかし、それでもVRというものに魅了され、様々な可能性を感じるからこそメディアを通じてVRを扱い続けたいとのこと。VRメディアの編集長たちこそが最もVRの未来に期待をしているのである!

ここまでをもって「VRメディアサミット」のメインである講演とトークショーは終了。会場内は万雷の拍手が沸き起こり、イベントは引き続き懇親会とVR体験会へと移っていくのであった。

軽食&ドリンクが振る舞われた懇親会

参加者全員による乾杯で幕を開けた懇親会。なんと、豪華なフードやアルコールを含むドリンクが飲み食べ放題である!

これで会場が盛り上がらないはずがない。参加者同士が様々なVR談義や商談に花を咲かせ、とても有意義な懇親会となった。

最後はもちろんVRゲームを体験!

そして最後はVR体験をさせて頂くことに。今回体験できるのは海賊船で敵の船を攻撃するゲームだ。

操作する海賊船は進行方向に砲台がなく、船の側部に砲台が備え付けられている。そのため進行方向を確認しながらも時折左右をチェックしながら大砲を発射しなければならない。従来のゲームであればあり得なかった不便さこそがVRゲームの醍醐味なのである!

同行したスタッフは今回がVRゲーム初体験。コントローラーを両手で握り、何度も身体を回転させながらボタンを必死に連打する様子は、はたから見れば滑稽かも? しかし、それだけVRゲームに夢中になっている証明でもある。

スタッフはVRゲームにかなりの衝撃を受けたようで、これにサウンドの演出も加われば一層VRの世界に引きずり込まれたことだろう。

今回の『VRメディアサミット』のようなイベントが開催されることにより、新たにたくさんの人がVRに興味を持ち、VR業界の活性化に繋がることは間違いない。

VRそのものだけでなく、VRメディアの未来にもさらなる期待を抱きたくなるような夜となった。

(image by 筆者)