最新テクノロジーの祭典「CEATEC JAPAN 2016」が今年も開催された。期間はレセプションも含み10月3日から7日までの5日間。未来の技術を垣間見る事が出来るこのイベントでもVR元年と言われる今年の潮流は確実にやってきており、数多くのVR/AR展示が軒を連ねていた。今年はもう去年とは違うし、今年はもう来年への始まりであるのだ。

VRでドライブ シミュレータができる!

ソフトウェアパッケージ開発技術をメインに、土木・建築設計支援のソフトウェアや技術サービスを提供している株式会社フォーラムエイトが、3次元バーチャルリアリティソフト「UC-win/Road」でVR空間を作成した交通・景観・津波他各種シミュレーションを展示していた。また、それを操作閲覧可能なVR-Cloudでのデモンストレーションも体験できるのだ。

ブース前に展示されていたドライブ シミュレータ用のハンドル、アクセルとブレーキ。これはVR映像ではなく、裸眼で行うタイプのものだ。

そしてこちらが、VRでのドライブ シミュレータ用のハンドル。見慣れたGTのロゴマークが…。そして色々とボタンがついているが、何に使うのかはよくわからないので触らないことにしよう。

ハンドルを握って、いざ出発

実は筆者は、免許を持っていない。しかも、ハンドルの切り方はおろか、アクセルとブレーキの区別もついていない。実際の運転だったら間違いなく車が転倒する大事故を起こす可能性がある人間だう。振り返れば、幼い頃からゴーカートでも事故を起こしてばかりいたため免許取得を断念した過去もある。車怖い。超怖い。

運転音痴も恐れることはない

しかし、そこはVRである。こんな運転音痴な人間であっても、臆することなく車を運転することができる。まあ、予想通りスピードを出し過ぎてカーブを曲がれなかったり、直線道路すら蛇行するとんでもない運転ではあったが…。しかし、ここまでのリアリティなら運転の練習には本当に最適だろう。筆者が18歳の時点でVRがあれば、これで練習しまくって免許を取得できていたかもしれない。

どんな人でも妖精になれる

そしてこちらは6K相当のモニターを使用して飛行体験ができる「フェアリーバタフライ」。モニターの中央に立つと、ジェスチャー認識デバイスでこちらの動きを感知してくれる。そして、特定のジェスチャーをすることで誰でも「妖精」になって画面の中で空を飛ぶことができるのだ。

両手を羽にして空を飛ぶ

そのジェスチャーがこちら。「両手を広げて羽ばたく」こと。画面の中では、妖精たちと一緒に美しい森の中を自由に飛び回ったり、都会のビルの谷間をすり抜けたり、飛行が自由自在だ。

きっと今は自由に空も飛べるはず!

HMDを使っていないが、映像の美しさ没入感を深めてくれる。お陰で回りの視線も恥ずかしくない。言ってみれば、こういうファンタジックな世界観に入り込めることこそVRの醍醐味。この技術がさらに発展すれば、没入感の深いファンタジーコンテンツを生むことができそうだ。

VRの技術があれば、これまでの「シミュレーション」では到達できなかったレベルのリアリティを追求することができる。幼いころに描いた未来が、現実のものになりつつあることを痛感できる展示だった。

(image by 筆者)