同人&インディーゲームのオンリーイベント「デジゲー博」が11月13日、秋葉原UDX2階 アキバ・スクエアにて行われた。

VR元年の年に相応しく、様々なVRゲームソフトに行列ができる一方で、勢いの衰えないスマホのアプリゲームや息の長いレトロゲームなど、さまざまなジャンルのデジタルゲームが展示されていた。その中で気になったゲームをいくつかピックアップして紹介しよう。

超レアキャラが出てしまった。

スマホ用ゲーム「ふしぎな生き物 ふにゃもらけ 」で知られる株式会社ピースが新作のゲームを発表し、デモンストレーションを行っていた。名前で戦うゲーム「コトダマ勇者」。名前を入力すると、その響きによって勝手に自分のキャラの職業や強さが決まるらしい。

斬新さに惹かれ、筆者の本名を入力したところ、出てきたキャラは「富豪」。なんとこれ、かなりのレアキャラらしい。

スタッフに「これ、1000に1回くらいしか出てこない設定の超レアですよ! びっくりです!!」と言われ、ちょっと調子に乗る筆者。しかし、レアなだけで全く強くないらしく、ゲームを進めたら2体めの敵との戦闘で速攻死んだ。

貴重だが弱い……自分の名前から発生したキャラなので、何か今後の人生を暗示されたような気分になった。まあ、貴重なだけいいか……。

クマムシさん、可愛すぎかよ。

はいかぶりの出展ゲームは「クマムシさん研究アプリ」。宇宙に行っても死なないという最強生物クマムシ。この研究の第一人者であるクマムシ博士こと堀川大樹氏の協力のもと、現在開発中とのこと。机の上にあるぬいぐるみも堀川氏のプロデュース。すでに販売中とのこと。可愛い。欲しい。

苔の中に入り込むと、うようよいるクマムシたち。これを抽出して集めて研究するというシミュレーション系のゲームのようだ。

今後はレア・クマムシも登場させる予定らしい。何しろキャラ造形が非常に愛らしいので、完成すれば女性のハートをキャッチすること間違いない。学習要素も多いので教育関係にも好印象と思われる。今後の動向にぜひ期待したいところだ。

確かにデジタルだが。

グッチ会ハード部門は、指でのボタン押し連射の速さを競うゲーム機を展示。確かにカウンターがデジタルだし機械だし、これもデジゲーの一種ではあるだろうが……楽しみ方が超アナログだ!

筆者は決してゲームが上手くない方なので、案の定スタッフから微妙なリアクションをされる程度の結果しか生まなかった。だが、昔のファミコンやアーケードゲームで鍛えていた世代の人間なら、大概この連射ゲームは強かろう。スマホアプリばかり弄っている若者たちでは太刀打ちできないのではなかろうか……。

その発想はなかった!

irondrill×輝輝技研では、VRホラーコンテンツ「木造校舎ノ夜 ちゅらway ZERO2 特装版」の販売と体験展示が行われていた。VRとホラーは相性がいい。出だしをチラ見しただけでゾクッときた。

そして、このコンテンツ以上に注目を浴びていたのが、VR用ハンドグリップ展示だ。グリップを持ってVRを見る……この発想、確かに今までありそうでなかった。これは凄い!! 実際に手にしたところ、とても軽くさらに見やすい。装着型のHMDで微妙に感じていたストレスが軽減されている!

シューティングゲームで使用するのは難しいだろうが、ノベルゲームやシミュレーションなどでは重宝しそうだ。

自分で作れるVRでのRPG!

株式会社スマイルブームは販売中の「SMILE GAME BUILDER」の体験デモを行っていた。これはRPGを手軽に作れるというPC用のゲーム。これで作ったゲームの世界をVRで見ることができるという。

作られた世界を俯瞰で眺めたり、さまざまな視点に移動したり。あくまでもデモなので、体験できたのは単に既成の街中を探索だけであった。しかし、これが自分の作った世界であれば、歩き回るだけでもかなり面白いと思う。

上級者でないと楽しむのは難しい。

CUBETYPEが作った「東方紅舞闘V」。PS4やPS Vitaにてすでに販売開始となっているが、なんとこれがPS VRにも対応しているらしい! 体験デモでは、HMDを使ってのプレイができたのだが、気が付いてしまった。……これ、もしかして手元見えないんじゃ。

スタッフに聞いてみたところ、まさにその通り。要はこのゲームにおけるVRは、リモコンの配列を完全に把握した手練れが使用する、一段上の上級者が楽しむためのもの。せっかくなのでスタッフがゲームする様子を撮影させてもらったが、凄い。筆者のようなゲーム音痴では到底扱える代物ではないようだ……。

本物と同じ景色を飛び回る。

Project ICKXによるフライトアクションゲーム「Concept Model 1- VR Preview -」の体験デモでは、大画面に映し出された大迫力の空の旅が圧巻!富士山とその近傍360キロメートル四方を自由に遊覧できるゲームらしい。

このゲーム、飛行機がかなり激しい動きをするようだが、不思議とVR酔いする人はいないらしい。それ、VRゲームとしてはけっこうポイント高い。また、本物の景色と寸分たがわぬ風景が見られるらしい。広報スタッフが「大阪への出張の時、飛行機から見る景色がゲームとまったく同じで、これが結構感動するんですよ」と言っていたのは頷ける。

体じゃなくて、頭を揺らせ!

株式会社WandVが展示していたVRリズムゲームは、シューティング系の音ゲー。楽曲に合わせて頭を揺らし、タイミングの良さに応じてスコアがアップしていく。

何しろ動かすのが頭だけなので、動きが鈍い筆者のような人間も気楽にプレイできる。大げさな動きは必要がないので、おそらく傍から見ているとただ揺れているだけのように見えるだろう。ある意味異様にも見えるが……その点を除けば誰でも楽しめるだろうだ。反射神経に自信がない人にこそオススメだ。

大方の予想通り、VRを使ったゲームのブースは一様に盛り上がっており、会場内もかなり混雑していた。VRはこれからの一年で技術やハード面もさらに進化していくこと請け合い。来年には、現状では想像もつかないようなソフトが開発されることが大いに期待できそうだ。

(image by 筆者)