映像技術を提供するカナダのIMAX社が、バーチャルリアリティに参入する計画を発表しました。GoogleとのVRカメラ開発、グローバルなVR体験センターの設立と、怒涛の勢いですすんでいます。

Googleとの協力でVRカメラを開発

IMAXはGoogleと「映画品質の高解像度VRカメラ」を共同開発することを発表しました。これは360°の3D映像を撮影可能なカメラで、GoogleのVRプラットフォームである「Jump」を利用します。同社は、クリストファー・ノーランやJ.J. エイブラムス、マイケル・ベイといったIMAX撮影に熱心なハリウッドの映画監督の名前をあげ、彼らがこのカメラを使って生み出すであろう新たな映像体験への期待をうたっています。

さらにIMAXはGoogleに自社のドキュメンタリーコンテンツへのアクセス権を譲渡。VR技術の発展に役立てていきます。

世界各地にVRの拠点を設立

IMAXのVR業界への進撃はカメラ開発だけに留まりません。ヘッドマウントディスプレイとゲームを開発しているスウェーデンのStarbreeze社と協力して、世界中にVR体験を広める拠点を開設する計画も発表しました。ショッピングモールや観光地など公共の場に、消費者がVRコンテンツの体験できる場を設置するというもので、HMDにはStarbreezeの「StarVR」を採用。まずは世界6ヶ所で実験を試みて、軌道にのればグローバルな展開を目指していきます。

また、Starbreezeとの提携はIMAXにとってVRコンテンツの充実という意味合いも強く、ゲームへの進出も視野に入れているようです。

映画館におけるIMAXブランドは日本国内でも不動のものとなってきました。これから加熱していくVR市場のなかで、IMAXの映像体験は劇場スクリーンで遠くから鑑賞するだけなく、より「身近」なものになっていくのでしょう。

(image by IMAX)