ネコは本来夜行性。「ネコの運動会」という言葉が示すとおり、昼間は寝ているのに夜になるとはしゃぎまわるネコもいます。

では、自然に放たれたネコたちは、いったいどのような夜を過ごすのでしょうか。オーストラリアの団体であるLocal Land Servicesは、GPSトラッカーによって夜間のネコを追跡する調査を実施。その結果を示したマップが話題になっています。

ネコたちの夜間の行動範囲は驚くほど広い!

この調査は、小型のGPSをつけたネコの行動を10日間にわたって追跡したもの。調査対象となったネコは、オーストラリアの一般家庭で飼われているネコです。

夜中のネコの行動範囲がどのくらいの距離まで及ぶのか、その衝撃的な結果がこちら。

行動範囲が想像以上に広いことがわかります。ネコの飼い主たちの多くは「ずっと自分のベッドのそばにいると思っていた……」と開いた口がふさがらなかったのだそう。

なんと、このネコは山に登っています。いったい山で何をしているのでしょうか? 気になりますね。

まるでクモの巣のような地図ですね。動きが極端すぎます! ちなみに調査対象のネコのなかには、一晩で3kmも動いたネコもいたのだとか。

とはいえ、家の近辺をふらふらするネコもいるみたいです。

まさに自由気ままな気質のネコだからこその結果。とはいえ、どんなに動き回っていてもきちんと家に戻れるなんて凄すぎます!

しかし、夜遅くに遠くまでふらついていると、事故や迷子のおそれも。飼い主からすれば不安でいっぱいです。ネコの放し飼いは危険だと思い知らされます。

この調査の目的は動物保護のため

夜中のネコの動きを記録するこの調査は一見面白いですが、実は動物保護の一環なのです。ネコが自然に与える影響を調べるために実施されました。

オーストラリアでは、絶滅危惧種の生物を脅かす存在として野良猫は害獣に指定されています。そして、昨年は200万匹の野良猫を2020年までに殺処分することを発表。その対応について、各国から「残酷だ」という声が多く寄せられています。

野良猫の処分は生態系を守るために仕方ないことかもしれませんが、人に飼われていない野良猫であってもかけがえのないひとつの命。ネコ好きにとっては悲しさでいっぱいです。

(image by E05_6383 / Hisashi)
(image by BoredPanda)