ドローンの普及にともない、あらゆるメディアでドローンが活用されています。写真や動画がその最たる例。そして、最近ではアーティストのミュージックビデオ(MV / PV)でもドローンが大活躍しています。

ヘリコプターなどを使ってカメラを上昇させて撮影する従来の技術とは異なり、ドローンでの撮影は、映像に機械的で無機質な雰囲気を与えているように思えます。

今回はドローンを用いて撮影されたミュージックビデオを紹介。これらのミュージックビデオを見れば、ドローンの隠れた魅力を知ることができるはずです。

I Won't Let You Down / OK Go

クリエイティビティに富んだMVを制作することで有名なアメリカのロックバンドOK Go。そんなOK Goが2014年に発表した楽曲のミュージックビデオです。

女子学生が踊りながら赤い傘を閉じたり開いたりするシーンは、ドローンによる空撮。誰ひとりとしてずれることなくぴったりと息を合わせた動きはCGと見紛うほど。そして、上空から撮影されたダンスはまるで幾何学模様のようです。

さらに、ラストシーンでもドローンが使用されています。そこでは色とりどりの傘を用いてアートが描かれています。なんておしゃれなことか!

また、このミュージックビデオの舞台は日本。ダンスの振り付け師も、映像監督やディレクターも、すべて日本人が手がけています。ちなみに冒頭に登場する3人の女の子たちは、Perfumeなんですよ!

Gosh / Jamie xx

The xxのメンバー、Jamie SmithによるソロプロジェクトJamie xxのファーストアルバム『In Colour』の1曲目を飾る楽曲『Gosh』。先日新たに公開された『Gosh』のミュージックビデオでは、ドローンが使用されています。

ドローンを使用して撮影を行っているのは、このミュージックビデオのラストシーン。主人公を中心として、武道家たちが同心円状に広がっていくシーンです。そのシーンを上空からドローンで撮影するロングショットになっています。

このミュージックビデオのロケ地はエッフェル塔のレプリカで有名な中国の天都城。ドローンによって空撮された人々や街並みが壮大で、思わずはっと息をのんでしまいます。

ちなみに、ミュージックビデオを見ながらよく耳をすましてみると、ドローンの飛ぶ音が聞こえてくるんですよ。

詩踏み / DIR EN GREY

国内外問わず精力的にツアーを行うDIR EN GREY。そんな彼らの最新シングル『詩踏み』のミュージックビデオではドローンが使用されています。

このミュージックビデオの面白いところは、ドローンがミュージックビデオを撮影しているだけでなく、ミュージックビデオに映り込んでいることです。ミュージックビデオを見ると、宙を飛び交ういくつかのドローンを確認できます。たとえば、上の画像の右側に見える緑の光。これがドローンです。ドローンまでミュージックビデオの一部になっているとは斬新な発想ですよね。

メンバーが網目状のステージで演奏しているところを何台かのドローンが撮影しています。数台のドローンが飛び交っているためか、それぞれのドローンが映し出す映像も異なります。それゆえ、躍動感が溢れたミュージックビデオが仕上がったのでしょう。

壮大な世界を表現するドローン

ドローンで撮られたミュージックビデオはかつての手法で撮られたミュージックビデオと異なり、人間以外の視点から撮られるためか、人間の欲望やバイアスをあらわにしません。そして、壮大でありのまま世界を映しだします。

ドローンの魅力は、これからさらに多くのクリエイターによって引き出されること間違いないでしょう。

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