スマホやタブレットなどがあふれる現代。今を生きる子供たちは、物心ついた時からデジタル機器に囲まれる中で生活をしています。主に学生時代ごろからデジタルの環境下で育った人々は「デジタル・ネイティブ世代」と呼ばれています。近年はデジタルのある環境が生まれた時から備わっていることが当たり前となっており、デジタル・ネイティブ世代の中でも様々な層が生まれてきています。

そんなデジタル・ネイティブ世代の中でも最先端の場所にいる小学生程度の子供たちが、楽しくプログラムを学ぶことができる「Project Bloks」が、Googleからリリースされました。果たして、「Project Bloks」とはいったいどのようなものなのでしょうか。

Project Bloksは「プログラム・ネイティブ世代」の子供たちを育てる

ブロックで遊んでいるうちにプログラミングが学べる

Project Bloksは、これまで大人のプログラミングの世界でも実現することが難しかった「タンジブル・プログラミング(手で触る方式のプログラミング)」の基本部分を実現させたものです。

子供たちは実際に様々なシンボル、形をしているブロックを組み立てて遊びながら、プログラミングを学ぶことができます。ブロックはつなぎ方によって音が出たり、自走したりするようになり、子供たちの工夫とアイデア次第で形を変えていくのが特徴です。

3種類のブロックをつないで動かしてみる

現在リリースされているProject Bloksには、「Puck」「Base Board」「Brain Board」という3種類のブロックが含まれています。子供たちはまず「Puck」をつないで音を鳴らすのか、ブロックを動かすのかなどを決めて、それを「Base Board」「Brain Board」につなぎます。

「Brain Board」はWi-Fi回線やBluetooth回線につなぐことができ、実際にこれらの回線を通して遠隔操作でブロックを動かすことが可能になるのです。このようなことが基本的なProject Bloksの遊び方であり、今後さらに様々な部品が増えることも予定されています。

Project Bloksは子供たちの「考え方」も変える?

これらのブロックで具体的にどんなものが作れるかということに関しては、参考例がProject Bloksの公式サイトに載っています。気温が下がるとライトが自動点灯する「Sensor Lab」、楽器の音源を重ねながら自動的に音楽を流すことができる「Music Maker」など、子供たちの発想によって様々なプログラミング玩具を自作することが可能です。

遊びながらプログラムを学べるProject Bloksは、子供たちの「考え方」自体をより柔軟で、かつデジタル全盛時代に最適なものへと変えていく可能性を秘めています。

LEGO社の参入などで、さらに多様な機能が追加される

Project Bloksは、デジタル・ネイティブ世代からさらに進化した「プログラム・ネイティブ世代」を育てるための重要なツールのひとつになる可能性を秘めています。

すでにブロック玩具メーカーのLEGO社がプロジェクトに参入しているなど、さらに多様な機能が追加されることも予想されています。プログラムを遊びながら学んだ子供たちのイマジネーションと柔軟性は、とどまるところを知らないと言えるでしょう。

(image by amanaimages)