デザインに関わる仕事をしている人の多くが使用している「Photoshop」
そんなPhotoshopには「クリエイター能力認定試験」というものがあるのをご存知でしょうか?
本記事では、Photoshopクリエイター能力認定試験の基本的な情報や試験の難易度について簡単に解説していきます。
Photoshopクリエイター能力認定試験とは?
Photoshop(フォトショップ)クリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催する認定試験です。
受験者のPhotoshopのスキルレベルを調べる事を目的としています。学歴や年齢に関係なく誰でも受験することができる、さらに履歴書に記載する事ができる資格となっています。ですが、国家資格ではなく、国内限定の資格だという点に注意しましょう。
試験は2種類
試験は「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があります。
スタンダードは、Photoshopの基本操作・指示通りの制作ができるかを試験で確認します。一方、エキスパートは、クライアントのニーズに対応した独創性の高いコンテンツ制作やDTP/webデザインに関する知識が必要となります。
試験日程
スタンダード・エキスパートを問わず、2時間程度で試験終了となります。
受験結果
試験終了から約1ヶ月後に受験結果が発表され、合格者は認定証を受け取ることができます。
合格率・難易度
Photoshopクリエイター能力認定試験全体の合格率は毎年「70%」前後で推移していると言われています。資格の中では、難易度が低い部類に含まれます。資格を偏差値で示している団体の発表では、スタンダードが「40(超簡単)」、エキスパートが「44(簡単)」と判定されています。
それぞれの合格LINEは、
スタンダード:実技問題65%以上、かつ実践問題が70%
エキスパート:知識・実技問題が65%、かつ実践問題が70%
となっています。
Photoshopクリエイター能力認定試験を取得するメリット
資格を取得する際に「取得した際のメリット」も大切なポイントの1つですよね。
Photoshopクリエイター能力認定試験を取得する主なメリットは以下となります。
実務経験がない人のアピール
デザイン関連の求人では「実務経験」を重要視する企業も珍しくありません。
実務経験がないという理由で不採用になった経験がある人も多いのではないでしょうか?
Photoshopクリエイター能力認定試験を取得していれば、最低限のスキルを所持している事をアピールする事ができます。未経験の応募者をゼロから育成するよりも効率良く育てられる、実務内容によっては即戦力として期待ができるなどの理由から、就職・転職で有利になるケースがあります。
資格手当が貰える事もある
Photoshopクリエイター能力認定試験を取得する事で「資格手当」を支給している企業もあるようです。取得後毎月の給料が5,000円程度増える、一時金の場合でも20,000円程度の臨時収入が貰えると言われています。
まとめ
Photoshopクリエイター能力認定試験は、比較的難易度の低い資格です。
取得する事によって、広告やwebデザイン関連の就職・転職を有利に進める事ができる、資格手当が貰えるケースもあるなどのメリットがあります。
Photoshopの知識やスキルアップにも繋がるので、時間や興味がある方は、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。