SNSでの誹謗中傷事例まとめ!逮捕されるとどんな罪に問われる?

SNSでの誹謗中傷事例まとめ!逮捕されるとどんな罪に問われる?

当サイトでは「コミュニケーション」というカテゴリーで様々なSNSの豆知識を紹介してきました。
便利なSNSですが、近年は「誹謗中傷」が問題になっています。
最近では、SNSでの誹謗中傷が原因で逮捕されるケースも増えました。
本記事では、SNSでの誹謗中傷の事例と適用される罪状について調べてみました。

SNSでの誹謗中傷の事例まとめ

まずは、SNSで誹謗中傷を行って逮捕された事例をいくつか紹介します。
逮捕された加害者には「軽い悪口のつもりだった」など、誹謗中傷が悪い事ではないといった共通点もあるようです。ですが、誹謗中傷は逮捕される犯罪です。
実際に逮捕された事例を見て誹謗中傷がしてはいけない事だと再認識しましょう。

1年間高校生を誹謗中傷して無職の少年が逮捕

SNSでの誹謗中傷の事例として意外と多いのが中学生や高校生のトラブルです。
S県に住む高校生に対して1年間に渡ってSNS上で中傷する内容を書き込み続けたとして、離れた地域の少年が逮捕されています。

中傷するビラを配って逮捕

O府にある病院内に知人男性を中傷する内容を記載したビラを貼って回ったという疑いでN県に住む研修医が逮捕されています。
ビラには「最低最悪の人間」「存在する価値はない」といった内容が書かれていたようです。
病院内の複数のトイレにビラが貼られていて、病院の関係者が被害者の男性に連絡し、恐怖を感じた男性が警察に相談して逮捕に至ったようです。

アイドルへの誹謗中傷で逮捕

最近増えているのが「アイドル」や「タレント」への誹謗中傷です。
所属事務所が誹謗中傷に対して法的措置や実際に裁判になったというニュースを見聞きする機会も増えました。
元アイドルのKさんに対して「気持ち悪い」や「盗みをしていた」といった内容の誹謗中傷を掲示板サイトに書き込み続けたとして、2人の女性が逮捕されるといった事例も存在しています。

誹謗中傷で逮捕されるとどんな罪に問われる?

SNSでの誹謗中傷で逮捕されるとどんな罪に問われる?

誹謗中傷で逮捕される人が増えているニュースを見聞きして、「どんな罪に問われるのか」といった点が気になったという人も多いのではないでしょうか?
もちろん逮捕される理由はケースバイケースですが、誹謗中傷では以下の罪に問われる可能性が高くなっています。

名誉毀損

名誉毀損罪とは、公然と事実を摘示して、人の名誉を毀損した際に成立する罪のことを指します。
簡単に説明すると、SNSや人目につく場所に被害者の社会的地位や社会的評価を落とすような「具体的な内容」を発信することです。
名誉毀損罪が成立すると、損害賠償を請求されたたり、3年以下の懲役刑や50万円以下の罰金という刑罰を科されることがあります。

侮辱罪

侮辱とは、事実を摘示していなくても公然と人を侮辱することを指します。
多くの人の目に付く場所で被害者を侮辱するような内容を発信すると侮辱罪に問われます。先程の名誉毀損は具体的な内容でしたが、侮辱罪は抽象的な内容に含まれます。
侮辱罪が成立すると、1日以上30日未満の間、刑事施設に拘置される「拘留」、または、1,000円以上10,000円未満の制裁金を納付する「科料」が科されことがあります。

信用毀損罪

信用毀損罪とは、虚偽の風説を流布したり偽計を用いたりして、人の信用を毀損したりその業務を妨害したりした際に成立する罪のことを指します。
事実無根の嘘の情報を流して相手の信用を毀損してしまった場合に成立する罪となります。
経済的損害を与えたといった事実が重要視されるようです。
信用毀損罪が成立した場合は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されることがあります。

まとめ

インターネットやスマホの普及により、便利なSNSが数多く登場しました。
ですが、気軽に誰でも見られる場所に悪口を書き込めるようになった事から誹謗中傷のトラブル件数が増加しています。匿名であっても誹謗中傷は逮捕される犯罪行為です。
自分が加害者にならないように、ルールやマナーを守ってSNSを活用しましょう。

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